御池岳・鈴北岳 1247m、1182m |
【データ】
【駐車場】 |
鈴鹿は、3月の仙ケ岳以来である。御池岳は鈴鹿山地の最高峰。是非とも登りたかった山のひとつだいつものメンバーでで 後で戻ってくる御池岳・三国岳登山口の標識を確認し、306号を下る。曇っているが雨は降っていない。20分弱でコグルミ谷出合の登山口に着く。30分ほど登ったところに陥没箇所があり、大変危険との看板がある。最初から急登の道をゆっくり登る。15分ほどで、タテ谷道との分岐があった。伏流水の沢は滑らないように気をつける必要があるが、自然林は本当に美しい。 早くも下り入こられたご夫妻に聞くと、ヒルがいやで下りてきたという。この季節にもとがっくりくるが、めげずに登る。陥没箇所は危険というほどではなかった。ただ、対岸に渡り返す必要があるが分かり難く一旦先頭を行くIさんは行き過ぎた。有名な山で五合目から新しい合目表示があったが、あまり整備されていないのが良い。ただ沢を進むところはところどころにある○印やテープが頼りだ。ほどなく着いた長命水には、コップがおかれ、飲んでみるとうまかった。「一口飲んで疲れをとばし、二口飲んで一才若返る」という表示がおもしろかった。新しいベンチもあった。この辺りからのサワグルミを中心とした自然林は本当に美し 長命水からほどない五合目の表示近くで松村さんがリスを見つける。自然が豊かなのである。登りやすい道を進むと、六合目のカタクリ峠。昔の炭焼き人は天ガ平とよんでいたそうだ。途中釜跡がたくさんあった。カタクリ峠の通りカタクリばかりでなく、花が多いようで、写真入の詳しい解説板が何箇所かにあった。 ここからの八合目までの道の自然林もことさら美しかった。八合目の真の谷出合からは最後の上り。鹿の鳴き声が盛んに聞こえ、食害にあったばかりの木が目立った。稜線に出ると、ボタンぶちとの分岐だが、標識は倒れていた。御池岳へは数分。北東のみ展望が開けていた。ボタンブチへは、分岐から6・7分自然林を歩くと、笹原に出た。急に展望が開けた。波打つ様な笹原に鈴鹿の名山が美しい。美しい景色だが、ネット情報では、もぐるような笹原がボタンブチまで続くとのことだったが、刈り取りをしてくれているようで、1分ぐらいだけ、背丈を越えるもぐるような水溜りの道が続くだけで済んだ。ヒルにも笹にも悩まされずやれやれである。 御池岳丸山山頂にはグループがいて、ボタンブチに向かおうとしていた。我々は古い標識を頼りに鈴北岳に向かう。大したアップダウンもない快適な道だ。相変わらず咲き残りのトリカブトが多い。 ここから鞍掛トンネルの駐車場までのコースタイムは、45分。雨で滑りやすい箇所はあったが、鞍掛峠までの傾斜はそれほどではない。先行するIさんがトンネルの逆に出るというハプニングがあったが、無事合流できた。Iさんは照れくさく、トンネル内を口笛を吹きながらやってくるという趣向を凝らされたのであった。愛すべき先輩である(^o^)丿。 御池岳は、自然林、ボタンぶちの展望、日本庭園のカルスト地形、さらに春であれば花。一級の山であることに異論をはさむ山屋はいまい。 |