大洞山(雌岳、雄岳)、尼ヶ岳

 


データ】     

2001年4月8日(日)小雨後晴れ 歩行時間4時間30分

5:15自宅  5:24ローソン 6:00道の駅 6:35〜43ファミリーマートR24分岐 7:16県道28→R370 7:33 R369  7:50曽爾分岐 7:59三峰分岐 8:02R368 8:17フォレスト三多気(三多気キャンプ場跡) 8:27スタート 8:40大洞岳登山口(雌岳まで0.8km) 9:00〜05山頂まで0.3km 9:15〜20大洞岳雌岳山頂 <途中雨具下着用> 9:44〜50雄岳山頂 10:02〜10休憩 10:14四ツ峰 10:24倉骨峠(尼ヶ岳まで1.7km) 10:39分岐(尼ヶ岳まで1km) 10:57〜11:00巻き道直登コース分岐(尼ヶ岳まで0.3km)  11:14〜12:25尼ヶ岳山頂 12:32山頂下分岐 12:39直登コース分岐 12:51十字路 13:05倉骨峠  <東海自然歩道石畳の道> 13:33〜40水場 13:56桔梗平 14:07〜13休憩 14:21大洞岳登山口 14:27フォレスト三多気 14:36スタート 14:49R368 15:26R166 15:31〜16:30道の駅大宇陀、あきのの湯 17:03六田 17:27R24 18:20道の駅 19:20自宅

駐車場
  フォレスト三多気(三多気キャンプ場跡)駐車場(無料、多数)

温泉
  あきのの湯(800円)

メンバー
  U君、M君、N君


U君が是非一度同行したいというので、若手2人ともに、近畿百名山の大洞岳と尼ヶ岳に出かける。天気予報の週末予想がはずれ、急遽決定する。土曜日は快晴で、日曜日も晴れとの予報であった。日曜日和歌山は快晴であったが、御杖村辺りから今にも雨が降りそうな天気となる。M君が雨男とのことで心配するが、ラジオの話では弱い気圧の谷が通過中とのことで大崩はしないとのこと。


桜で有名な三多気の桜並木下を通る。山桜の古木で趣があるが、何本か先始めたという程度で1週間以上早い感じだ。しかしすでに桜まつりということで案内者が立っている。その人に聞くと三多気キャンプ場は昨年閉鎖されたとのこと。道を尋ねると、車一台やっと通れる道であり苦労して上り、ようやく到着。駐車場は整備され、10台程止められるが、一台も先行者はなかった。スタートするとフォレスト三多気と呼ばれる整備中の森林の中の階段を上る。間もなくアスファルトの立派な道に出合うと左手に大洞岳の登山口の表示があった。分岐には右尼ヶ岳5kmの表示があり、一瞬戸惑うが石畳の道の巻き道である。


大洞岳への上りは植林帯の中の階段をひたすら上る。ガイドブックにあり覚悟はしていたものの辛い。若いM君は平気なのがうらやましい。途中何箇所かベンチがあるが小雨で濡れていて座ることはなかった。階段が終わると展望が開け、ほどなく雌岳山頂であったが、ガスのため写真だけ撮り、出発。下り直すとインターネットで見ていた笹街道の看板と笹道が始まるので雨具の下をつける。笹道を登り返すと雄岳の山頂。ガスで展望は効かないが、何とここからは富士山や南アルプス、御嶽山が見えるという。平野区の山本弘さんが掲示板をつくり、見えた日や図を詳しく記している。何回もチャレンジされ、2000年の11月19日の5時前後に見えたとある。その後12月や2月頃にも見えたようだ。テレビで大台ヶ原から富士山が見えるというシーンをやっていたが、見えるのは夜明け前の黎明期のようだ。


雄岳の下りは急だが、入学前の家族連れが登ってきた。倉骨峠からのようだ。未舗装の林道に出会い倉骨峠かと思い、休憩をし、はっさくを食べるが、石畳の分岐も無く、下り始めて四ツ峰の看板を見て、間違いと気づく。尼ヶ岳への登り返しを思い、下らないでくれと願いながら、すべる道を慎重に下ると、東海自然歩道に出会った。左の林道には、数台の駐車車が見える。少し進み、立派な舗装道に出合うとそこが倉骨峠であった。


道への階段を下り、向かいを再び上ると、尼ヶ岳への登山口である。子供連れの父親に出会い、その後お孫さんを連れた老夫婦に出会う。直登コースと巻き道との分岐までは、よかったが、雨もやんだので直登コースを選ぶとインターネット情報通り近辺ではない急登である。笹に掴みながら攀じ登るという表現もぴったりである。時間こそしれているので耐えれたが、体力の限界であった。山頂は笹が切り開かれ、展望の良さそうな広場である。伊賀富士の大きな看板もあり、新しいベンチもある。ガスが切れるのを心待ちにし、ビールで乾杯。そうしているとガスが切れ展望が開けてくる。最高のシチュエーションだ。


地図を出し、山座同定する。そうこうしているうちにご夫婦と団体が上がってきてにぎやかになる。ご夫婦連れは奥さんが特に熱心のようで今夏も利尻に行くという。「奈良県の山」はぼろぼろとのことだ。帰りは正面の階段を下り、巻き道を行く。階段は長く、直登をしてよかったようだ。帰りの東海自然歩道の石畳の道は日本庭園のように美しく感激した。崩れている2ヶ所を補修し、多くの人に歩いてほしいものだ。水場もおいしく、尼ヶ岳が正面に望めた。桔梗平には大洞山キャンプ場の表示があるが、設備はなくキャンプ適地という感じだ。思いがけず舗装道があり、右手に行くと大洞山と書いてあった。


再度舗装道に出て、地図を見る必要のある個所があったが、無事、キャンプ場跡に戻る。車は我々以外なかった。車で下ると時期が早かったが、桜見物の人が多くそぞろ歩きをしていた。大宇陀の道の駅で温泉の所在地を聞き、できたばかりの「あきのの湯」に行くが、満員で女性は入場制限をしていた。大規模な施設でこれもウルグアイラウンドと思ってしまう。昨年の大河ドラマ葵徳川三代のタイトルバックで特に有名になった又兵衛桜(しだれ桜)は、4分咲きというが、大変なにぎわいだ。吉野千本桜見学のバスも多い。日本人は花好き温泉好きであり、私もその代表選手といえる。満足した一日であった。


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