大岳山 |
【データ】
【メンバー】 |
23日は世間も休みなので休暇をとった。佐倉や佐原、川越などの町めぐりをするか、天気が良いので再びの山とするか悩む。町めぐりは季節は関係ないが、山はこれからは厳しくなるので、山とする。朝日新聞の続日本百名山(深田クラブ選定の200名山)をぱらぱらめくり、大岳山とした。二百名山完登を目指すことにしたわけではないので皆さん誤解なきよう(^^)v 朝早く目覚めるか気になったが、5時前に自然に起きてしまった。朝からアイロンや洗濯もして、諸準備をして、パンだけ口にほりこみ出発した。 新宿駅ではホーム表示がなくとまどったが、駅員に聞き、ホリデー快速おくたま1号は、11番線だと教えてもらう。武蔵五日市行きと連結されていて、1〜6号が奥多摩域とのことだ。意外と空いていたので、うとうと眠る。途中駅で登山客も多数乗ってきて満席となる。みたけ駅で降りた人は思いのほか多かったので、バスとケーブルの為に走る。バスからの景色も霜で真っ白だった。 バス停からケーブル駅までは、急登で息を切らす。斜度は22度、標高差400m、11.5qの速度で、6分、山頂駅は831mとのことだ。駅前の展望台からは、筑波山、スカイツリ ![]() ![]() この山上は、宿坊の町で、独特の雰囲気がある。茅葺きの屋根に雪、国の天然記念物の欅の木など見どころも多い。元気な子供たちがたくましい。武蔵御嶽神社は鎌倉以降関東の武士から大切にされたとのことで、宝物館の国宝の赤糸縅大鎧 ![]() ![]() 工事で正規の階段は通れなかったので、仮設の道を下りると、左右が分からず前の団体に続いて左に行くと間違いで、戻り、右手に進む。園地のトイレを使い、ここからは道標豊富な道を進む。それにしても山ガールブーかアベックが多い。 ![]() ![]() ロックガーデンコースと合流するまでは、平坦な快適な道だった。女性の単独行者に抜かれてしまった。山ガールというより、山慣れた感じの女性であった。綾広の滝も、水が少なそうだったので、立ち寄らず、先を急ぐ。 合流から先からは上りとなり、雪も出てきてアイスバーンとなっているところもあり、注意して歩く。雑木林が気持ち良い。ほうのきの落ち葉が目立った。奥の院道との合流地点には「ユースホステルの山」というプレートが面白かった。 ![]() ![]() この先、岩場に注意とあるが、さほどのものではない。こんなところにこんな建物がと見えだしたので、たどりつくと山頂への鳥居と、左手に山荘とトイレがあった。ただ、山荘は2008年3月に閉鎖し、崩壊しつつある。また、展望台も立ち入り禁止となっていた。立派な建物だけに、撤去できないとこうなるのかということが分かった。 進入禁止の展望台の前から雪の、桧洞山や蛭ケ岳から丹沢山までの稜線(右上の写真)を楽しみつつ、先週と同じカレーヌードルと稲荷ずしの昼食とする。 山頂までは神社を過ぎると想像以上に急登だった。意外にもピストンの人ばかりで奥多摩駅までの縦走者は少ない。聞くと、凍結注意と書かれていたこともあり、戻ってきたという。 山頂はびっくりするほどたくさんの人であった。逆光でもあり大展望も写真には不向きで、、富士山も見えなかったのは残念だが、十分満足した。 ![]() ![]() 縦走者が一人先行したので、不安だが、所詮、下りと三時間の辛抱と思い、進む。ほどなく凍結注意の標識があり、緊張したが念のためつけたアイゼンも必要なのはごく一部で後からの若いアベックはアイゼンもつけていなかった。途中、上りの年輩の人に出会い、鞍部でも男性二人組にあった。鞍部からは上り25分の標識があった。彼らから25分もかかるかと問われたので、こちらを登ってきた人なので、そこまではかからないでしょうと励ます。 先行するアベックがいることは心強い。歓声をあげたくなるような美しい雑木林の快適な巻道(右上の写真)を進む。中高年の夫婦を追い越す。御前山の分岐を過ぎ、たかが標高差70mほどの 上りの鋸山はきつく感じた。途中、年輩の単独行の年輩の女性に会う。元気そうだが、時間が時間だ ![]() ![]() 標高1109mの鋸山には先行したアベックや奥多摩駅から4人組の男性が上がってきた。ここだけを目指した若者というのも面白い。苦しいだけだと思うのだが。 下ると1046.7mの三角点があるのにはびっくりした。単純に下るだけだろうと思っていたらそうではなく、早くから集落が見えても、数か所梯子などある岩稜帯など結構苦労した。鎖場と巻道のある展望箇所で一息入れる。 二つの地蔵と祠のある箇所からようやく終盤となり、舗装道に降り立つ。奥多摩駅からは登計(とげ)集落ルートと愛宕神社ルートがあるが、ガイドブックには愛宕神社経由が近いとのことなので、愛宕神社に参り、下る。戦没者慰霊の簡素な五重塔横から下る。なんと188段もある石段は、案内通り、超急坂で、愛宕神社で一緒になった先のアベックと笑いあう。 ![]() ![]() 昭和橋から多摩川の清流を見て、ビジターセンターに立ち寄り、雲取山に登った時野宿したまた、ホームから落ち危うかった懐かしい奥多摩駅に向かうと、予定していたホリデー快速おくたま4号に乗れた。 改めて落ちた電車とホームの間は、やはり大きいところがあった。温度が低いので手動のドアは助かった。東京行きなので、お茶の水まで乗る。今回もいい登山となった。 |