ポンポン山・釈迦岳・天王山 679m・631m・270m |
【データ】
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信濃毎日新聞で、涸沢の紅葉は10年に1度のすばらしさと報じられ、「囲炉裏」で確認すると涸沢も天狗原もナナカマドもダケカンバも見事に色づいている。天気も好天続きであるが、土曜日の夜、行事があり、今年は我慢するしかない。いつもの山仲間は、中央アルプスに出かけている。 今後気持ちよく山行に出かけるためにと、土曜日は生石高原のすすきを妻の母を乗せて見に行く。生石山には数回登っているが、すすきの穂がたなびくベストシーズンは、幼いころ以来である。お弁当をもって出かけ、50年ぶりだという義母にも喜んでもらった。私自身も堪能し、いい写真も撮れたことを喜ぶ。 その満足感もあり、日曜日は、朝、ゆっくりしていようか一瞬躊躇したが、事前に特割切符を買ってあったことがいいプレッシャーになり、かつてから気になっていたポンポン山に出かける。今日も電車なので、本も楽しみのひとつ。岩波新書の「若者の法則」がおもしろく、ちょうど行き帰りで読んでしまう。 新今宮で昼食の幕の内弁当を調達したりしていると、乗り継ぎが今ひとつで、高槻着は、9時をまわる。北口は再開発中で、バス乗り場は少し分かり難かった。神峰山寺口まで行くのは2番乗り場だが、31分発だったので、3番乗り場の18分発の上の口行きに乗る。団体のハイカーが乗っていた。出発時間が「山楽日誌」のA氏の記録とほぼ同じなので、大変参考と励みになりそうだ。15分ほどで着き、道なりに5分ほど歩くと原 森林や竹林の舗装道を行くと、神峰山寺の第二駐車場が右手にあり、ほどなく山門であった。もみじが多く、しばらくすると紅葉が美しいと思われる。本堂にお参りし、A氏の記録に倣い、舗装道はおもしろくないので、地道を行くべく、本堂の右上に上がる階段から開山堂に行き、堂の右奥に進む。しかし、立ち入り禁止の看板があり、鉄条網で柵が強固に作られていた。平成8年6月に禁止で、理由は、「信仰と自然保護の立場から事前届出制にしていたが、守られないため」と書かれていた。ポンポン山の詳しいHPによると、地道をたどるには牛地蔵のところから神峰山寺を通ら 団体が前を結構速いペースで歩いていく。川久保分岐で、一本立てる。本山時まで2.2km、ポンポン山まで5.7kmの表示がある。本山寺の駐車場にもたくさん車が止まっていた。参詣者専用と書かれていたが、どう見てもハイカーと思われる人が駐車場から出てきた。ここからは地道と書かれていたが、供養塔まで真新しいコンクリート道となっていた。東海自然歩道(ちなみに高尾から箕面まで1697kmあるそうだ。中仙道と信楽では2コースに分かれているので両方足しての距離であろうか?)なので、予算もついたのだろうが、どうかと思う。丁石もまわりをコンクリートで固められ、苦しそうだ。 ここから本格的な山道となり、階段を上ると寺を経由しない道と合わさった。大きな掲示板に日本鹿が多いことが記されていた。しかし出会わなかった。これだけハイカーが多いと難しいだろう。快適な人工林と自然林が混ざる道は、有名な高槻の古木天狗杉の辺りのモミや栂の大木が美しい。A氏の言うとおり鼻歌でも歌いたい快適な道だが、結構距離はある。風がここちよい。山頂付近になるとようやく雑木林となり、左に上る階段を上がると山頂で、手前の林の中も含め大勢の人が休んでいた 先ずは発泡酒で乾杯。新今宮駅構内のコンビニ・マンスリーの幕の内弁当は美味かった。そんなところへ二匹の柴犬の若い方があらわれる。しかしハイカーが与えるパンやごはんは食べない。てっきり餌探しかと思ったのだが。 今日は晴天続きで、もやっていて、愛宕山等見えないので、早々に釈迦岳に向かう。島本町の最高峰で万葉集にもたくさん詠われた山だということだ。分岐まで縦走路を行き、右手に折れると鉄塔があり、コースタイムは分岐から20分となっていたが(距離は600m)、10分ほどでついた。ベンチが2つあるが、展望はない。元の縦走路に戻り、小塩に出ることを考えたが、バスの便が少なく、阪急の東向日駅からの時間等考えると、山崎に行くのもさほど変わらないと思い、予定通り、A氏の歩んだコースをたどる。ただし、柳谷観音からの道が不安なのと帰宅が遅くなりそうなのが気がかりだ。 わずか5分ほどで、左手に下りる善峰寺への道を分け、大杉に向かう。大杉は、十字路で川久保尾根、川久保渓谷への道しるべと左下に続く大沢への道しるべがあった。この道は「おおさか環状自然歩道」なので、立派な案内が随所にある。肝心の大沢への道は、崩壊地を見ながら、急な階段を下る。下りたところは沢で量は多くないが、水は清らかだ。暗い人工林を沢沿いに進むと、A氏の記録通り、砂防ダムがあり、すぐに林道に出て、ほどなく舗装道に出た。右手に進むと、5分ほどで集落で旧家が多く、金木犀がここかしこに咲いていた。数分で2車線の立派な道に出て、左手に進む。 数分で、大阪府の天然記念物の杉があるとの表示を右手に見る。樹齢800年ということで、幹周り6m、高さ20mとのことだ。何分かかるか書かれていないが、興味があり、足は疲れているが、細い道を入ると、すぐであった。あっと声を出したくなるような独特の形で圧倒される。立ち寄ってよかった(^o^)丿。 元に戻り、更に進むと、右手に島本町教育キャンプ場の道を分ける。キャンプ場への道がおおさか環 結構急な坂を登って 帰りもルートが2つあり、悩むが、直接JR山崎駅に向かう道をとる。山崎合戦鳥瞰図展望台等景色もすばらしく堪能する。宝積寺もすばらしく本日4つめのお参りをする。途中左手にアサヒビール山崎美術館300mの案内に立ち寄ることを考えるがまたにして、駅に向かうとちょうど待つことなく大阪行きの普通がきて、大阪でも環状線が大和路快速ですべての乗り継ぎがうまくいき、思いのほか早く帰宅できた。
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