両神山 1723.0m |
【データ】
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金曜日と月曜日に東京に日帰り出張となり、そのまま泊まり続けても費用はあまりかわらないこともあり、関東の山々をめぐることをもくろむ。雲取山の1泊や皇海山・赤城山の日帰りが候補となったが、風邪のこともあり、寒い高所での宿泊を避けることから、雲取山はやめる。皇海山は林道がまだ開通しておらず(26日から通行可となった)少し距離はあるが、西武秩父から前橋へは時間・交通費ともにさほどではないことを知り、両神山と赤城山に登ることとする。両神山へは公共交通機関では、ガイドブック等によるコースタイムからは日帰りは困難であるが、ネット情報からは可能と思われる。ただ、バスが昭文社のエリアマップ通り日向大谷(ひなたおおや)口までであれば両神山荘のある登山口までは往復1時間
小鹿野町役場前には一斉清掃でもあるのかたくさんの人が集まっていた。ここの待合所には両神山の携帯詳細地図もある。皆野からのバスと連絡し日向大谷行きのバス(410円)はほぼ定刻の59分に出た。14人の乗客だ。途中から細い道となったが、バスは両神山荘間近まで行ってく 10:07に七滝沢コースの道を分けると、すぐに沢であった。一上りして沢沿いの新緑の中を進む。早くも下山者に会う。6時に出発したという。健脚だ。右岸から左岸、再び逆に渡り返す。道沿いはニリンソウの群落がここかしこにある。清滝小屋まで0.8kmのところには、神像があり、この先も数箇所に神像があった。信仰の山である。白藤の滝分岐を過ぎ、ニリンソウの咲き乱れる中、バイケイソウもここかしこで芽吹いていた。うぐいすも鳴いていて実に気持ちがいい。弘法之井戸はパイプから水量少なく流れていたが、うまかった。ここから5分あまりで清滝小屋に着いた。情報どおり立派な小屋でトイレ意外にも炊事場風の建屋の水がうまい。立派なベンチとテーブルもたくさんあった。ビールは500円、カップ麺500円と書かれていた。山頂までは2kmだ。 鎖場は3カ所ほどあったが、難渋するほどではない。12:20に両神神社本社に着いた。ここは、狐ではなく狼とのことだ。なだらかな道にほっと一息となるが、再度急な道を上り、新道の案内に従い進み、最後の鎖場を上ると山頂であった。
アカヤシオの蕾は今にも咲かんとしていた。結構ゆっくりして下り始める。途中何回も出会った若い二人といっしょだ。フリーターで、図書館の山と 清滝小屋で名犬にも会い、時間があるので小屋内ものぞく。美しい小屋だ。宿泊客であろうか、ビールをたくさん買っていた。時間がたっぷりあるのでゆっくり下ったが(途中、白藤の滝は思ったより下りそうなのでやめた)、それでも30分以上早く登山口に戻った。途中、白いエンレイソウ等花々を写真に撮ったりした。両神山荘からはバス停まで車道を行かずとも下れる小道があるのに気づき、わずか1分で着いた。40分ほど、若い人たちと雑談したり、両神山荘の放し飼いの犬と遊び時間をつぶすが、陰で寒い。 西武秩父駅から秩父鉄道の御花畑は仲見世通りと呼ばれる商店街を通る。そこで秩父ラーメンを食べる。商店街を抜けてからは左だが、案内がなく通りかがりの人に聞く。休日は1時間に1本しかなく、料金も高い。 寄居の駅前のスーパー「ライフ」で買い物し時間をつぶす。それにしても寂しい駅で 旅情が漂う。八高線は新しい車両だがディーゼルでボタンを自分で押してドアを開ける。 夜の人気のない一人旅は学生の頃を思い出しなつかしい。高崎駅からはさすがに都会で両毛線は満席だ。前橋駅前で明日のバス停を確認しホテルに向かう。
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