龍門岳 904m

 


データ】     

2002年2月24日(日)晴れ 歩行時間2時間22分
6:40自宅  7:00M氏宅 8:51登山口(自宅から82km) 

8:59スタート(標高260m) <12分> 9:11龍門寺跡看板 <9分> 9:20〜25龍門滝 <27分> 9:52〜10:00休憩(標高520m) <46分> 10:46〜11:42龍門岳山頂 <19分> 12:01伐採地ネット横標識 <20分> 12:21龍門滝 <9分> 12:30ゴール 

12:35出発 13:05 R24 13:50道の駅 14:23M氏宅 14:50自宅

 
駐車場
   山口上水道設備前広場(3台程度)

メンバー
   Mさん
   


畿百名山47座目となる。龍門岳は日本三百名山にも選ばれているが、山頂まで植林帯で急登のようだが、歴史的なものもあり、選定されたとのことだ。インターネットでいろいろ情報を集めるが、登山口までの道と駐車場所がはっきりしないまま出かける。予報は弱い低気圧が通過中だが、昼前から晴れるとのこと。紀ノ川沿いの梅畑は満開である。吉野からいつも三峰に行くとき使う県道28号に入り、多武峰への分岐を通過して間もなく右津風呂湖の標識を逆に左手に入る。道を聞こうと思うが、人はいないので、突き当たった道を右に少し進み、龍門小学校のバス停を通り過ぎ、更に進むと橋の袂に「左に進むと龍門岳4km」の木の標識があった。


念のため前から来た対向車に聞くと数十メートル先の突き当たりの緑の軒の家の前を右折すると山口神社につながるという。その通り進むと、ほどなく高鉾神社と吉野山口神社であった。鳥居をはさんで左右に道は分かれるが左だと検討をつけると、左手に大きな案内図があり、正しいことを確認できた。次に駐車場所を悩み、近くにいた人に聞くと、先に広場があるという。最後の民家となるトモエ電気を越え、先に進むと、左から来る道と合流するところが少し広くなり、右に「龍門岳2.7km、龍門滝0.8km、山口神社1.0km」の木の大きな標識があったので、車を止める。


しかし、準備して5分も進むと、上水道設備の前が広場となり、数台止められるようになっていた。ここが教えてくれた広場のようだ。更に進むと、右に龍門寺跡の詳しい解説板があり、芭蕉も1688年に訪れ、「酒呑みに語らんかかる滝の花 龍門の花や上戸の土産(つと)にせん」と詠んだという。道端のシャガの葉を見ながら、更に進むと左に龍門滝の標識と整備されて間もない階段が下に続いていた。下りると大きくはないが、形の良いいい滝であった。戻り、滝上を渡ると左にすぐに龍門寺塔跡があるというので見物していく。ここから山頂は2.0kmの標識があった。戻り更に先には、やはり左に宿坊跡の石碑があった。標高520m地点の少し平らになった切り株が椅子によいところで、休憩し、八朔を食べる。柑橘類はうまい。


98年台風で倒木が多い中を過ぎ、小さい沢を2度渡り返し進むと、目の前に伐採地が現れる。ここまでは、テープが豊富で迷わない。伐採地には鹿よけネットがあり、それに沿って進むと、左に進むと0.75kmで山頂の標識があったが、標高差はまだ300m以上あり、かなりの急登ということになる。この標識を見過ごし(大きく見過ごすものではないのだが)真っ直ぐ進んでしまう人が多いとネット情報にあった。左に折れ、尾根を忠実に登る。標高700m辺りから笹薮となる。


高度計を見ながら、それを励みに登る。傾斜がゆるやかになり、間もなくと思いつつ、2上りすると、祠のある山頂であった。一等三角点と祠は嶽明神と呼ばれ、麓の高鉾神社と同じ高皇産霊尊(たすむすびのみこと)が祀られているとのことだ。しかし空き缶空き瓶が散在していたので、ごみ集めをする。これで今年の山行も天候に恵まれると有難いのだが。


1時間ほどビールを飲んだり、昼食をとったりしていると男女2人連れが登って来て、万歳三唱を始める。聞くと、大阪の山岳会「やまびこ」のリーダーで来週の下見だという。こんな植林の急登を2週続けて登るのは大変ですねと気の毒がるが、いつものことと気にしていないのがすごい。60人もメンバーがいると大変だろう。下りは、1時間もかからず下りれた。道も渋滞せず、実家の愛犬の散歩に間に合う。問題は、花粉症の妻に花粉を持ち込まなかったかということだ。



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