西方ケ岳・蠑螺ケ岳 764.1m 685.5m

 


データ】     

2004年5月23日(日) 晴れ後曇 4時間6分(上り2時間23分+下り1時間43分) 

7:25民宿発 7:33常宮神社

7:45スタート <4分> 7:49登山口(山頂まで3.5
km) <16分> 8:05〜11奥の院展望所 <6分> 8:17左に鉄塔 <5分> 8:22右に鉄塔 <21分> 8:43〜47銀命水 <16分> 9:03聞く石 <4分> 9:07〜12オウム石 <32分> 9:44〜53西方ケ岳山頂 <二等三角点経由18分> 10:13カモシカ台・尼ケ池分岐 <21分> 10:34〜11:12蠑螺ケ岳山頂 <26分> 11:38カモシカ台・尼ケ池分岐 <19分> 11:57〜59西方ケ岳山頂 <23分> 12:22オウム岩 <10分> 12:32〜37銀命水 <19分> 12:56右に鉄塔<3分> 12:59奥の院展望所 <9分> 13:08登山口 <4分> 13:12ゴール

13:25出発 13:47敦賀IC 14:14名神 14:47草津P 15:20吹田IC 16:05泉南IC 16:25I氏宅 16:55中松江


駐車場
    常宮神社(トイレ近くに5台程度、逆側に10台程度)

メンバー
     I夫妻、Mさん
   


朝食を7時にとり、道路に出ると、立石行きのバスが来た。後で分かったことだが、縦走するには、常宮神社に車を止め、このバスに乗り浦底に向うといいようだ。民宿から常宮神社はすぐで西方ケ岳も民宿から海越しに見えていた。駐車場には昭和58年建設と古いがWCもあった。手洗いは小川でするのがおもしろかった。立派な社で、Iさんが駐車場代も含めてということで賽銭をはずむ。登山口は神社の右の民家の間を入っていくが、電柱に立派な標識があり分かり易い。すぐに民家は終わり(新しい民宿もあった)、左手に墓があり、畑にはジャガイモの花が咲いていた。水田も田植えが終わっていた。


登山口には山頂まで3.5kmとの表示があった。コンクリート道の後、巡視路特有の階段で辛い。最初の休憩となる奥の院展望所は眺めが良く、民宿も見え、ここが山頂でもいい。大きな花崗岩にはロッククライミングの練習跡がある。ここからは階段がなくなり、しばらくすると左に鉄塔があり、なだらかな道となり、ほっとする。花はさつきが少し咲いていた。右に鉄塔を見送り、一上りでまた巻き道となる。水の音が聞こえ出し、小さな沢を二つ越えると、待望の銀命水だ。清水が湧き出ていておいしかった。 先行していたIさんとMさんが蛇と蜂に出会って大変だったという。ここから山頂は1.8kmとの表示があった。


少しで聞く石とオウム岩の表示があった。オウム岩は高さ20m、幅30mの岩で 聞く石から叫ぶと跳ね返ってくるという謂れだ。その後、ぶな林が広がったが、この辺りのぶなは、そう太くない。道はゆるやかになり、楽をした後、急となる。しかし樹林帯の道は空気はひんやりしている。山頂は展望がきかないが、山頂の右に進むと展望の岩があり、蠑螺(さざえ)ケ岳方面の展望がいい(左下の写真)。山頂の青い三角屋根の避難小屋はかび臭かった。二等三角点は山頂になく、蠑螺ケ岳方面に向かい、蠑螺ケ岳への道は90度右に下るが、三角点は直進したところに埋まっていた。


蠑螺ケ岳への稜線の道は天空遊歩道のような道を期待していたが、ほとんど樹林帯 で、展望はカモシカ台手前のみであった。笹が伸び出していたので、整備のため折りながら進む。カモシカ台の分岐には「カモシカ台0.2km カモシカ台5分 尼ケ池3分」の表示があった。さざえから来た人に浦底から常宮への距離が10km以上あるとのことなので、ピストンすることにする。


蠑螺ケ岳へはわずか1.8kmで標高差もほとんどないので、ネット情報通り(山と渓谷社発行の関西の山250は所要時間が大きく間違っていた)わずか40分ほどで着いた。三等三角点があり、展望が期待されたが、さほどでもない(右の写真)。しかし西方だけで終わらすのはもったいない。ここで昼食とし、ビール。鯖寿司、あぶり鯖寿司、冷やし中華を堪能する。どうだんつつじの花がかわいかった。西方への戻りはビールで辛いが、盲目のエッセイスト三宮さんに倣い、鳥の鳴き声を楽しむ。


西方ケ岳の山頂にはボーイスカウト20数名がおにぎりをおいしそうに食べていた。引率のお母さんも元気だが、大変だったろう。下ると更に団体が25名も登り、計60名にもなろう。静かなときでよかった。銀命水の花崗岩に背中を当てるとひんやりして気持ちがよかった。帰りの高速は途中雨だったが、渋滞もなく早く自宅に着けた。これで私も近畿百名山は85座(関百は86座)となった。

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