2017年桜

 


データ】     

東京、和歌山、弘前

メンバー
    単独、家内
   


今年の桜は開花期間が長かった。東京は3月21日に開花宣言後、4月10日過ぎまで楽しめた。昨年の病気のせいか今年の桜は特別愛おしく思え、期間も長くなったので、堪能しようと、東京の桜名所巡りに何度か出かけた。
私のベスト3は千鳥ヶ淵、江戸川橋からの神田川、飯田橋から四谷までの外濠公園で、播磨坂が次点だ。

千鳥ヶ淵
 今年は、五分咲きと満開のときに出かけて、比較してみると、やはり大きな差があることが分かった。一番下の写真が満開だ。ここの桜は満開のときが濠に垂れ下がる枝の圧倒感が素晴らしい。特にボート乗り場の上の展望台からは何度見ても飽きない。
































六義園
 昨年見たときは満開ではなかったが、今年は見頃だった。ただ、NHKのニュースで、今年は上の方が咲かなかったと報道されていたが、枯れているように見え、来年以降、心配だった。

小石川後楽園
 結構、有名なので期待したが、しだれ桜に一本見るべきものがあったが、再訪したいほどのはない。

播磨坂
 茗荷谷近くにある。寮からも徒歩圏内なので、毎年、見ている。今年は夜桜を楽しんだ。春日通り近くは大木で見ごたえがある。花見には最適な場所かもしれない。

新宿御苑
 40年近く振りに訪れた。記憶していたより、遥かに広大な敷地で、また、桜の大木に感激した。ベスト3には入れなかったが、一度は訪れたら良いと思う。


六本木ヒルズと毛利庭園とさくら坂
 六本木ヒルズとTV朝日が東京を演出し、そこに桜があるという感じだ。桜より住人に視線がいってしまう(^^)v



神田川と椿山荘
 一昨年、目黒川の桜にも感動したが、こちらの方が勝る。千鳥ヶ淵と同様、川に向かって垂れ盛り、両岸から覆いかぶさる様は圧巻だ。





飛鳥山
 小雨振る中、早朝に出向くと、しんとして落ち着いた風情に心洗われた。扇を使った太極拳のようなことをとしていた集団が雨足が強くなり、退散した。


外濠公園とホテルニューオータニ
 今回の一番の収穫は、飯田橋からニューオータニまでの散策ルートを知ったことだ。散歩道が整備されている上に、桜の種類も多く、楽しめる。また、いつも紀尾井ホールに通う際、気になっていた桜並木は見事で、上智大学の学生は幸せだ。








隅田公園
 数年前に夜桜を楽しんだときは、東京スカイツリーとのコラボが素晴らしい記憶があったが、今回は雨で間近の東京スカイツリーも下部だけしか見えず、桜も思ったほど大木が多くなかったが、「隅田公園千年桜プロジェクト」の取組や三春瀧桜の子孫の木に日本の桜が次世代に継がれることを心から望む。


上野公園と寛永寺
 上野公園の桜は、同じソメイヨシノでも終わっているところと満開の箇所があり、不思議だった。欧米人のカップルが着物を品良く着こなしていたのには、驚いた。寛永寺の枝垂桜が美しく楽しめた。

和歌山城
 東京の桜を楽しんだ後に和歌山城の桜を見て気づいたのは、おそらく樹齢は変わらないと思われるのに、幹の太さや枝の張りが全く違うことだ。
 それでも伏した虎の像近くは立派だ。また、一の橋近くの三本の枝垂桜は、種類が異なり、今後の成長が楽しみだ。入院中の母の外出許可をもらい、車椅子で連れて行った思い出は一生のものとなろう。


弘前の桜
 一生に一度は見たいものだと願い、4/30に弘前城を、5/2に岩木山麓の世界一の桜並木を訪れた。

弘前は、最初に見た藤田記念庭園のしだれ桜の大木は満開で、岩木山を背景に見事の一言だった。それにしても雪が豊富な岩木山は神々しく家内も感動していた。

弘前城の桜をは外濠はすでに散り初めが過ぎ、花筏も強風で端に寄っていた。ただ、門近くのしだれ桜は満開だった。門を入ると見頃の桜が多い。ボランティアガイドをお願いする。Sさんと言い、お父さんの介護で30年近く住んだ京都を離れ弘前に戻ったらしい。

Sさんのお勧めで見頃の西濠の桜のトンネルに向かう。途中、杉の大橋から桜を眺める。西濠までに水芭蕉が咲いていた。桜のトンネルも古木だが、情報通り思い切って剪定し、若い枝も生えていた。カメラスポットの春陽橋から写真を撮る。見事だ。たくさんのボートは強風で漕ぐのに苦労していた。


本丸は3000個の石垣修復のために移転中だ。待ち時間は長いとのことでスキップしたが、周りのヤエベニシダレは満開で殊の外美しい。天守の奥に臨時の展望台があり、天守としだれ桜と岩木山が写る。青空でないのが残念だ。


1882年日本最古のソメイヨシノ、日本一太い5mの幹のソメイヨシノに案内される。そして弘前雪明りと名付けられた八重桜、まだつぼみのウコン(黄桜)のある三の丸ヨコハマザクラ等もりだくさんの桜を楽しむ。帰路は喧騒から離れた植物園での中を通り、クールダウン。白神山地のブナ林を模したゾーンもあった。

「世界一長い桜並木」は、岩木山南麓に約20km続く。毎年4月下旬から5月上旬にかけて見頃を迎え、残雪を頂いた岩木山を背に6500本のオオヤマザクラが咲き誇るとのこと。花色が濃く実に美しかった。特に岩木山総合公園下の道が満開であった。一方、スカイラインの方はまだ蕾で、残雪も多かった。観光客は多くないが、晴天であれば、是非とも必見だ。


高遠の桜、小岩井牧場の一本桜、三春の滝桜、日本全国観たい桜は、まだ多い。


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