仙千代ケ峰 1099.7m  

 


データ】     

2003年11月30日(日)曇3時間1分(上り1時間48分、下り1時間13分)
11月29日(土) 

9:30中松江 10:00M氏宅 ファミリーマート 11:45R370 12:45〜50高見山登山口 13:10スメール分岐 13:28つつじの里荒滝
 21:00就寝

11月30日(日) 

6:30起床 7:45荒滝出発 7:50R166 8:25古ガ丸山登山口 8:42宮川ダム 8:45〜48大杉谷乗船場 8:58倉元橋

9:08登山口スタート(標高310m) <16分> 9:24分岐 <17分> 9:41〜43休憩 <46分> 10:29〜37倉元谷左岸尾根の頭(久豆分岐、標高945m) <29分> 11:06〜15仙千代ケ峰山頂 <24分> 11:39倉元谷左岸尾根の頭 <49分> 12:28ゴール

12:45発 13:40〜14:15奥伊勢フォレストピア温泉 14:54〜15:26山林舎にて昼食 16:25下市 紀ノ川右岸 17:53M氏宅 18:19中松江


駐車場
   倉元橋手前の路肩

温泉】 
   奥伊勢フォレストピア(600円)

メンバー
    I夫妻、Mさん
   


山と渓谷の12月号にみなみらんぼうさんが忘年山行の楽しさについて書いていたが、私も同感だと思う。I夫妻が計画と準備をしてくださり、宿泊は飯高町の「つつじの里荒滝」のコテージ、目指す山は近百の「仙千代ケ峰」だ。仙千代ケ峰は「仙」がつくことに意味がある。トラキチのIさんとしては、星野監督就任直後に鈴鹿の「仙ケ岳」を登り、離任後御礼の意味で登るということだ。実は山を決めてから気づいた感もあるのだが。


しかし、天気予報はすこぶる悪い。当初は日曜の方が悪そうだったが、前日の夜の予報の変更を信じて登山は日曜とする。それでも雨がきついようなら中止の宴会のみ覚悟だ。予報どおり、土曜は雨の中出発。妻はあきれていた。Mさんが今年の写真の名作を見せてくださり車中も退屈しない。しかしR24は混んでいていつもより1時間以上余計かかった。


高見山登山口のトイレを借りた時売店でIさんが「もみじの佃煮」という文字を見つけて問うたところ鹿の肉だという。早速肴に買ってこられた。R166からR422に入り、途中の波瀬植物園の紅葉の美しさをめでながら、宿泊先のつつじの滝荒滝に着く。ここも紅葉が美しかった。チェックインも定刻の14時より早かったが、入室が許された。コテージは、畳8畳プラス台所とトイレ。冷蔵庫・テレビ・石油ファンヒーターに電機炊飯器もあり、ふとん毛布つきで十分だ。これで一人3000円強とは安い。風呂も宿泊棟が使える。雨なので早速、酒となる。つまみながら2時間近く歓談する。持参の屋久島みやげの芋焼酎三岳もうまい。



夕刻まで間があるので昼寝をする。何と2時間近くも眠ってしまった。どうやら疲れが貯まっていたようだ。風呂に入った後、待望のつみれ鍋だ。Iさんの味付けはすこぶるうまいが、昼の宴会が過ぎた。昼から鍋にすべきであった。Mさんも人工温泉に湯あたりしたとか食欲がない。うーんもったいない。仕方なく、予定より小食で終わる。

21時過ぎにうとうとしだす。明日の予報は降水確率40%。当初より少しましになった。朝はIさんが早朝から炊きたてのご飯とみそ汁等を用意してくださりお腹一杯食べる。雨も上がり、青空も少し見える。しかし車中では私はまたも、うとうと。今後のために古ガ丸山登山口を確認し、宮川の増水状況や宮川ダムの放水を見ているうちに大杉の乗船場に着きトイレを借りる。新しいトイレであった。



乗船場から先の道沿いは植樹されたと思われるもみじの紅葉が見頃であった。東屋もあり観光にも十分だ。道にライフル銃をもった人がいてびっくりする。倉元橋は思ったよりしっかりした橋であり、橋の名前の確認はしたものの分かりやすかった。橋手前のつけねのスペースに止める。数台は止められそうだ。もちろん我々だけだ。仙千代ケ峰の登山口は橋から先数十メートルのところの左にあり、紀州わらじ会の標識やテープがあり分かりやすい。しかしネット情報通りとりつきは荒れていてこんなのが続くといやだなぁと思ったがすぐに植林帯の明確な踏み跡となった。


間伐されその皮が剥かれていた。雨後のためか流れの中も通る箇所もあった。30分弱結構な急登を頑張ると下草風に低木も混じる道となり、踏み跡が薄くなる。テープを丹念にひろう。少しなだらかになったかなと思ったのもつかの間、再び急登となり頑張ると倉元谷左岸尾根の頭(久豆分岐)であった。鹿よけネットがあり、東南東には海が見え、東は伐採地だ。



しかしここからも山頂までは30分もかかるとのこと。標高差からしても首を傾げるが眼前のピークは山頂でなくそこからも結構あった。石楠花まで伐採され痛々しい。ブナ の木が何本かあるのだけが救いだ。結構滑らないよう気を使う箇所が2ヶ所ほどあった。 ようやく二等三角点のある山頂となったが、死臭がする。後から着いたI夫妻に山頂直前にネットにからまった鹿の死骸があることを教えられる。死体は白骨化していたが胴体はまだ完全に白骨化していないのでにおいがひどいのだ。昨夜鹿肉を食べたのにおかしいが、ネットに首を絡めた死に方を哀れに思う。匂いと風の強さ・寒さに早々に去る。下りは急で膝が笑う。1時間強でゴールであつた。


駐車場所の沢で靴を洗う。帰りはI夫人が調査済みの奥伊勢フォレストピアで温泉に入る。露天風呂もあり泉質のいいすばらしい施設であつた。山林舎にて遅い昼食をとり、 紀ノ川右岸ルートを通ったので早く帰宅できた。近百は78座となった。満足の2日でI夫妻に感謝する。 



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