昨日は、六甲山系を結構歩き、夜、懇親会もあったので、「のんびりするか」となりそうなところ、目覚めがよく、天気もよいの で、予定通り湖北の山にでかける。
JR尼崎駅までは、早いバスはなく、徒歩では30分足らずあるので結構なUPとなる。予定より早く着いたので、京都までは快速とする。大阪・京都間は座れたのでよかった。
京都からの新快速は混んでいたが、運良く守山で座れた。米原で普通に乗り換える。余呉駅に降り立つのは高校卒業時の休み以来だ。当時、「湖の琴」の映画を見て水上勉が好きになり彼の小説の舞台を旅し、湖北から小浜に回ったのだった。積雪が多かったことと国民宿舎に泊まったことだけは覚えている。
集落の雰囲気は当時と変わらず、落ち着いた風情の感がした。今日は快晴の割に気温は高くないので空気が清らかで展望もよくきく。余呉湖に出て右手に進むと、羽衣伝説の羽衣掛の柳の前を通る。集落を抜けると、あじさいがたくさん植えられた遊歩道が続く。散歩するだけでも気持ちの良い道だ。対岸奥に見えるのは横山岳であろうか?堂々としている。

国民宿舎手前の登山口には多数の杖があった。ここから植林帯の道を上る。さほど急登ではない。稜線に出ると、余呉湖・賤ガ岳・山本山歩道の標識等があった。ここから山頂までは0.7kmとのことだ。階段の道を上ると、右に琵琶湖が見え、竹生島も見えた。
山頂はさすが有名な古戦場に加え、展望も優れる上、逆側からリフトもあるので、展望 台をはじめ、種々の人工物がある。三角点は三等である。景色は本当にすばらしく、家族を連れてきてやりたいと思った。中でもやはり私は余呉湖側の景色が気に入った。
ここからは、大岩山を通る周回コースをたどる。トイレ側に進む。余呉駅まで3.3km との表示があった。途中、猿ガ馬場や首洗いの池等、秀吉や中川清秀にまつわる遺跡も多い。首洗いの池は池というようなものではなく、水溜りであった。
大岩山は山というようなピークでなく、中川清秀の墓をもって、ようやく認識できる。ここまでは、車も通れる林道が通じているようだ。林道をわずかに歩いただけで、山道に再度入り、少し先で余呉湖に下る道と観音堂経由での余呉駅ルートに 分かれる。私は後者を選んだ。
バス停の所在がはっきりしないので、バスの時間を気にしてスピードアップする。道はよかったので、思ったより早く登山口に着いた。登山口には、大きくはないが明確な表示があった。
途中、学生にバス停を聞いても定かでなかったが、国道365号に出ると、すぐ右手に下余呉のバス停があった。
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