祖母山 |
【データ】
【駐車場】 |
翌朝も早く起きれたので、真っ暗な中、出発する。カーナビを五ケ所小学校に設定する。距離は31kmの表示 ここからは、しばらく舗装道だったが、3km弱で右折するとダー そこから先に伐採作業中の標識と小広場があり、鳥居から2km強で、登山口であった。車は一台もなかった。広場はそう大きくなく、1 登山口からは、九州自然歩道となっているだけに、きつくない上りだ。530m毎に合目標識が完備されている。530mで標高差70・80mを登るという程度だ。山頂までは最初は5.3kmの表示だが、なぜか六合目と七合目の間で40m少なくなる。植林帯を進み、二合目を過ぎる 三合目の標識では展望がきいた。千間平に近づくと、右奥に祖母山がピラミダルに見えた。左手に分かれる道があるので進むと、四等三角点があった。ここからは上津留への道がある。元の道に戻り(戻らなくても どこかで歩いたような道だなと思いつつ、林間を通り、背丈以上のスズ竹の切り開きの道を行くと三県境に出た。ここは、大分・熊本・宮崎の県境だ。また越敷(こしき)岳、揺木岳への分岐でもある。 六合目を越えると、一旦標高差で50mほど下るので、祖母山が思いのほか高く見え、がっくりくるが、国観 峠から山頂までの道は、荒れていて急登である。唯一気を使う区間だ。山頂まであと30分の標識があり、そんなにかからな たどり着いた山頂は晴天が続き、やや霞んでいるが、快晴だけあって、北の九重、北西の阿蘇も見える。北東の大障子岳への稜線は期待通り凛々しいし、東北東の傾山の姿もいい。南南西には古祖母山、南西には親父山が近い。東の大崩山は霞んでいる。 至福のときは瞬く間に過ぎ、単独行者が上がってきたのを機に 国観峠では神原からの単独行の女性に会う。平日でもそこそこ登山者はいる。六合目過ぎで笹の中で大きな音がして驚く。九州では熊はいないと聞いているがぎくっとする。すぐに出会った地元の人に聞くと鹿が多いと言っていた。この辺りは鳥獣保護区でもある。 二合目を過ぎると巨岩があることに気づく。登山口に着き、登山者名簿に到 靴を洗うためのブラシも用意されていたのでありがたかった。帰路、ウエストン縁の三秀台に立ち寄る。期待通りの場所であった。ここでもミヤマキリシマが狂い咲きしていて彩りをそえてくれた。ウェストンの碑は大きく鐘つあった。ここからの祖母は姿がよく、雪をまとった姿が見たいと思った。奇しくもウエストンが登ったのも11月6日で数日違いだった。 別府へ戻るには竹田市へ戻るしかないようで、昨夜泊まったホテルの前を通る。帰りも 大分空港に戻ると走行累計距離は380kmであった。飛行機は到着が少し遅れ尼崎行きのバスにわずかの差で乗れなかった。モノレールに飛び乗ったのはよかったが、阪急三国駅で閉まるドアぎりぎりに飛び降りた客がいて、結局、十三でタッチの差で神戸線に乗り換えが間に合わず、塚口でバス待ちが長くなった。 |