祖母山

 


データ】     

2004年11月8日(月)快晴 計3時間32分(上り1時間59分+下り1時間33分)


5:35出発 6:20祖母山登山口分岐 6:35一の鳥居(分岐から5km) 6:47登山口(分岐から7.3km、竹田市から48km)

7:04北谷登山口スタート(1100m) <10分> 7:14一合目 <10分>7:24二合目 <11分> 7:35三合目 <9分> 7:44四合目 <9分> 7:53〜55四等三角点 <2分> 7:57〜8:01千間平(1447m) <2分> 8:03五合目 <11分> 8:14〜16三県境茶屋場(1488m)<3分> 8:19六合目 <7分> 8:26七合目 <8分> 8:34〜41国観峠(1486m) <5分> 8:46八合目 <8分> 8:54山頂まで後30分の標識 <10分> 9:04九合目 <13分> 9:17九合目小屋からの道合流 <5分> 9:22〜54祖母山(1756m) <13分> 10:09九合目 <15分> 10:24〜26国観峠 <6分> 10:32七合目 <9分> 10:41六合目 <4分> 10:45三県境 <9分> 10:54五合目 <3分> 10:57〜11:00千間平 <7分> 11:07四合目 <5分> 11:12三合目 <8分> 11:20二合目 <7分> 11:27一合目 <7分> 11:34ゴール

 

12:00出発 12:30県道8号 12:34〜45三秀台 13:30国道57号 国道442号 14:28国道210号 国道10号 14:47〜15:40ガスト(登山口から98km)

16:03〜16:53別府市柴石温泉(0977-67-4100)17:48大分空港

19:35 大分空港発JEX2368便 → 20:35伊丹空港着

20:45伊丹空港 20:48・54蛍池 21:08・16十三 21:24塚口
 21:49尼崎市営バス 21:55水道局バス停

駐車場
  北谷登山口駐車場無料、10数台)

温泉
   別府柴石温泉(210円)

メンバー
   単独
   


翌朝も早く起きれたので、真っ暗な中、出発する。カーナビを五ケ所小学校に設定する。距離は31kmの表示で、1時間もかからない。宿泊場所としては、正解だったようだ。しかし、県道8号は細いのでスピードは出せない。北谷登山口への分岐には「祖母山登山口」という横長の大きな道路標識があったので、よく分かった。

 

ここからは、しばらく舗装道だったが、3km弱で右折するとダートとなり、底をすらないように気をつけなければならない箇所もあった。小学校から5kmで右手に一の鳥居があり、昔はここから直登していたが、廃道になっている旨の表示があった。

 

そこから先に伐採作業中の標識と小広場があり、鳥居から2km強で、登山口であった。車は一台もなかった。広場はそう大きくなく、10数台が止めれる程度であろう。トイレもある休憩舎があり、いい登山口だ。上り口は駐車場内にあり、表示も大きくすぐ分かる。風穴コースは、さらに林道を進むとの表示がある。

 

登山口からは、九州自然歩道となっているだけに、きつくない上りだ。530m毎に合目標識が完備されている。530mで標高差70・80mを登るという程度だ。山頂までは最初は5.3kmの表示だが、なぜか六合目と七合目の間で40m少なくなる。植林帯を進み、二合目を過ぎると水音がして、水場がある。

 

三合目の標識では展望がきいた。千間平に近づくと、右奥に祖母山がピラミダルに見えた。左手に分かれる道があるので進むと、四等三角点があった。ここからは上津留への道がある。元の道に戻り(戻らなくても左手の道は千間平につながっていたが)、進むとすぐに千間平であった。ここは、ネット情報通り、名前ほど広くない。

 

どこかで歩いたような道だなと思いつつ、林間を通り、背丈以上のスズ竹の切り開きの道を行くと三県境に出た。ここは、大分・熊本・宮崎の県境だ。また越敷(こしき)岳、揺木岳への分岐でもある。

 

六合目を越えると、一旦標高差で50mほど下るので、祖母山が思いのほか高く見え、がっくりくるが、国観峠に着くと、なだらかな山頂に見える。ここは結構広くて新しい地蔵もある。山頂は完全な逆光で写真に適さない。越原からの道が合流している。

 

峠から山頂までの道は、荒れていて急登である。唯一気を使う区間だ。山頂まであと30分の標識があり、そんなにかからなだろうとみていたが、きっちりかかってしまった。九合目からは有名な小屋経由でもと一瞬思ったが、直登する。

 

たどり着いた山頂は晴天が続き、やや霞んでいるが、快晴だけあって、北の九重、北西の阿蘇も見える。北東の大障子岳への稜線は期待通り凛々しいし、東北東の傾山の姿もいい。南南西には古祖母山、南西には親父山が近い。東の大崩山は霞んでいる。

 

至福のときは瞬く間に過ぎ、単独行者が上がってきたのを機に下る。国観峠へ下る途中、ラジオをつけ、ゴルフのアイアンを杖代わりにした夫婦に出会う。私の車がレンタカーであることをきっちり確認されていたのには驚いた。

 

国観峠では神原からの単独行の女性に会う。平日でもそこそこ登山者はいる。六合目過ぎで笹の中で大きな音がして驚く。九州では熊はいないと聞いているがぎくっとする。すぐに出会った地元の人に聞くと鹿が多いと言っていた。この辺りは鳥獣保護区でもある。

 

二合目を過ぎると巨岩があることに気づく。登山口に着き、登山者名簿に到着を記す。後に名古屋の単独行者が記されていた。車は私の他、3台で、熊本ナンバー2台と神戸ナンバー1台であった。名古屋の単独行者の車は?である。

 

靴を洗うためのブラシも用意されていたのでありがたかった。帰路、ウエストン縁の三秀台に立ち寄る。期待通りの場所であった。ここでもミヤマキリシマが狂い咲きしていて彩りをそえてくれた。ウェストンの碑は大きく鐘つあった。ここからの祖母は姿がよく、雪をまとった姿が見たいと思った。奇しくもウエストンが登ったのも11月6日で数日違いだった。

 

別府へ戻るには竹田市へ戻るしかないようで、昨夜泊まったホテルの前を通る。帰りも別府のガストで食事し、柴石温泉に向かう。ここは210円なのに、新しいすばらしい施設で広く、露天やむし風呂もある。さすが別府だ。

 

大分空港に戻ると走行累計距離は380kmであった。飛行機は到着が少し遅れ尼崎行きのバスにわずかの差で乗れなかった。モノレールに飛び乗ったのはよかったが、阪急三国駅で閉まるドアぎりぎりに飛び降りた客がいて、結局、十三でタッチの差で神戸線に乗り換えが間に合わず、塚口でバス待ちが長くなった。

 

けがはあったものの、天気に恵まれ、いい山行であった。これで百名山も70座となった。


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