隅田川花火大会

 


データ】     

2018年7月29日(日)晴れ

メンバー
    単独
   


梅雨明けに北アルプスをと思い、26日夜の夜行バス「毎日あるぺん号」で上高地に入り、涸沢と北穂高山荘泊を計画した。北穂高山荘は、大キレットの景色だけでなく、穂高岳山荘の前小屋主の小山義治さんの著書や現小屋主のクラシック流れる小屋の雰囲気にあこがれてのことだ。もちろん、涸沢ヒュッテのテラスの生ビールとおでんも楽しみになのはもちろんだ。

今年は梅雨明けが異常に早く、晴天猛暑が続くと思っていたら、台風が発生し、その進路は経験したことのない東から西に進むというものとなった。何故、そんなことになるのかの解説を読むとなるほどとまではいかないが、そんなことがあるのかという感じだった。

日曜日に帰京できない可能性が強かったので、結局、水曜日にキャンセルしたが、正解だったようだ。27日に上高地を夜行日帰りしていたら、多少楽しめたかもしれないが。

土日は、寮の部屋の片づけを真剣にしていたが、家内から隅田川花火大会のことを聞いていたので、折角だから、見ようと思い立つが、混雑で有名だ。ネットで穴場調べをしてみての結論は、水戸街道から打ち上げ第一会場の桜橋につながる道が良いと判断した。向島5丁目の水戸街道は第一会場と第二両方見えるらしいが、第一も遠くなり、どっちつかずの感じがした。穴場といってもネットで公開されては穴場でなくなっている可能性も高いが、例えば近くの文京シビックセンターの展望デッキでは、二会場どちらも小さいながらも見えても、花火は音が聞こえないと面白みがないと書かれている。穴場でなくなっていても、勉強の一つだと考えて出かけることにした。

コンビニで肴を買い求め、冷やしたハイボール等を持ち、後楽園から丸ノ内線の大手町駅で乗り換えて、半蔵門線で押上駅に向かう。17時頃だったが、意外にも半蔵門線も座れた。

押上駅ではA3出口を出て、桜橋方面に向かうと、右手の中学校前には、臨時トイレもいくつか設置されていた。少し過ぎたところで、地元の方が飲んでいて、その先で、シートを敷いてくつろいでいる家族に、「ここはよく見えるのか」問うと、「地元の方がよく見えると言っているので。ただ、第一会場だけで、第二も見えるためには、向島五丁目辺りまで行かねばならない」と教えてくれた。






















とりあえず、水戸街道に出て、五丁目方向に歩くと、店のおばさんが路上で待つ人達に、「どれぐらい見えるかどの辺が良いか」を説明していて、向かいの建物が低くて、第二も見えるというので、歩行者天国となる18時になるのを待った。隣に来た1歳半の男の子を連れた方が昨年も経験しているようで、18時に歩行者天国となったのを機に、その方の隣に陣取った。大会の係りの人が男の子にパンフレットを配ったので、私にもという顔をするといただけた。

18時15分に試し打ちがあったが見えない。少し不安なっていたところ、若い父親がトイレから戻ってくると、奥さんに「桜橋に続く道の方はまだ空いていて、そちらの方が良い」とのことで、駆け出して行った。私は、この時点で悩んでいたが、30分過ぎの試し打ちでも、見れなかったので、意を決して、「二兎を追うものは一兎も得ず」と思い、第一会場だけを観ようと桜橋に続く道を目指す。三丁目の交差点に係りの人がいたので、「この通りから第一会場の花火が見えるか」を聞くが要領を得ない。とりあえず、桜橋の方に進むと、一人なら座れるスペースがあったので、土木建設の親方風の少し怖そうな方に聞くと、OKとのこと。この方の息子や孫も来て、賑やかになった。この方や息子も角刈りで怖そうだが、優しい良い江戸っ子たちだった。

この席(右上の写真)は最高で、間近に迫力満点で見れた。首都高速道路は邪魔だが、さほどではない。
素晴らしい花火の後には、拍手もわく。また、後ろに座る子供には、親が「玉屋、鍵屋」の言葉を教えている。江戸の花火らしさを楽しんだ。

























花火はというと、単色のものも珍しく、コンクールのものも含めて、1時間半あきなかった。特に残り20分ぐらいは圧倒的だった。

流石、歴史ある、また、江戸らしいセンスの良い花火大会だ。フィナーレ直前に立ち、フィナーレは立って観たが、帰りの道もスムーズに歩けて、押上駅は、始発で座れて快適だった。浅草駅近辺は、とんでもない混雑とのことだが、ここはまさに「穴場」だった。

ただ、コンビニの枝豆などを肴にハイボールでいっぱいしたが、やはり単独での花火は寂しい。

北アルプスに行けなかったのは残念至極だが、少しは取り返したかもしれない。

数日後、ちょうど一年前に、双六岳で親しくなったご夫妻から、鷲羽岳山頂からの写真がラインで送られてきた。素晴らしい好天だ。

1日は家内から教えてもらった火星大接近を出張先の北九州で見て、さすが15年に一度のことはあると感心した。

4日の土曜日に、早朝に飛行機で、帰省した。機内からの富士山、南アルプスはくっきり見え、結局、天気が悪かったのは先週だけとなる。残念。


























夜は生駒市の花火大会を昨年と同じ場所で観た。30分、2千発と隅田川には比べ物にならないが、上手くまとまっていて、結構、楽しめた。この日の関西は、淀川や神戸で華やかな花火大会が開催されていた。

それにしても私の夏山は・・・・・・


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