守門岳

 


データ】     

2012年6月30日(土)晴れ 5時間20分
5:07行徳駅発始発 6:03荻窪駅着 6:10荻窪発 10:13守門岳二口平駐車場 
10:28スタート <25分> 10:53〜11:00護人清水 <30分> 11:30四等三角点 <30分> 12:00〜12:03中間点(標高1000m) ここから長い上り50分の表示 <2ピッチ 60分> 13:15〜22大岳分岐 <25分> 13:52〜14:20守門岳(袴岳) <25分> 14:47分岐 <2ピッチ 40分> 15:34〜41大岳(三等三角点) <13分> 15:54不動平 <24分> 16:18キビタキ小屋分岐 <2分> 16:20〜25キビタキ清水 <22分> 16:47〜55保久礼小屋 <23分> 17:18登山口 
17:21PICK UP 17:50寿和温泉 18:50五味沢駐車場 22:00就寝

メンバー
    KW君
   


KW君とは、昨年の苗場山以来の同行となった。目標は浅草岳が林道崩壊で、駄目なので、守門岳を予定していたところ、浅草岳も「ネズモチ平までは行けないが、途中の林道に駐車して登っている、または、ムジナ沢からは可能」との情報をKW君が入手し、天候が良ければ両方ということになった。

金曜日の夜立ちはお互い難しいので、行徳駅発の始発に乗り、荻窪駅で、KW君と待ち合わせた。山で私の定番の稲荷寿司がコンビニで入手できたのは、良かった。ただ始発も結構混んだのには閉口した。KW君は東横線沿線だが、荻窪は実家が近く、ホームグランドとのことだ。

関越の練馬ICまでもほどなく、また、高速も渋滞なかった。谷川岳PAで、水を汲み、小出ICを目指す。八海山が出迎えてくれる。

小出IC近くのデイリーヤマサキに立ち寄るが、あまり夜のつまみになる商品がなかったので、セブンイレブンに立ち寄ると、浅漬けや枝豆を入手でき、夜の楽しみが整った。

大白川から登るか二口から登るか悩んだが、ポイントは周回コースとするか、風呂に入る可能性を残すかである。風呂は、浅草山荘は17時までなので、大白川からでないと可能性はない。結局、大白川からだと南斜面で暑かろうと思い、二口にすると、途中、「寿和(すわ)温泉」という立派な日帰り温泉施設が見つかり、21時までやっているとのことで、万事うまくいった。

















二口コースの駐車場も通行止めとは書いていたが、KW君の事前確認情報通り、通行可能で、二箇所に分かれた大きな駐車場も、満車でかろうじて、一台空いていて、ラッキーした。ここにはトイレもある。時間が時間なので、二口コースを登り、時間があれば、大岳経由で周回することにした。駐車場の標高は、480m、山頂は、1537mなので、標高差は、1050mある。


















最初は、ブナの若木が美しい林が続いた。上部の大木は根元は雪で曲がっている。熊除けであろうか、鐘が何箇所かにあるので、鳴らしてみる。護人清水の水も美味く、ほっとする。さらに左手に見える二段の細長い滝、中間地点(標高1000m)から見える右手の滝は見事で、見所も多いが、天気が良過ぎて暑い。中間地点から先で野うさぎが飛び出て来て驚いた。そして、「長い上り」のプレートが出てからは、休み休みあえぎながらの上りとなった。花はイワカガミがたくさん咲いていた。分岐まで後5分のプレートを見たときの喜びは、大きかった。

















分岐からの大岳は、見ごたえがあった。何しろ残雪が豊富だ。緑とのコントラストが美しい。ここからは、青雲岳の草地経由で、守門岳(袴岳)山頂を目指す。草地には、キスゲがつぼみをつけていたが、まだ、1週間はかかるだろう。袴岳山頂手前に一輪だけ、キスゲが咲いていた。山頂からは、南左手に浅草岳、右手よりに越後三山、北には、飯豊連峰が見えた。山名盤があり、磐梯山や安達太良山も見えるようだ。越後三山や飯豊は残雪が豊富だ。持ち上げたビールで乾杯し、稲荷ずしを食らう。この時間でも数組いた。

















疲れは大きいが、大岳に向かう。これが正解で、ヒメサユリやキスゲ、あざみがたくさん咲いていた。中でもお目当てのヒメサユリが素晴らしい。何ともいえない上品なピンクは、清楚と可憐さを併せ持つ。期待以上に数もあった。また、こちらからの残雪を抱いた袴岳も絵になる。ただ、相当下っての百数十mの上り返しは辛いが。







































































大岳山頂は展望はないが、ヒメサユリが咲き、「巣守神社」の石碑がある。ここからは、保久礼小屋まで2.9kmを下る。途中にキビタキの清水がある。下り始めて、ほどなく、左手に不動があった。中間ごろからはブナ林の中を遊歩道のような階段整備が続く。途中、ご夫妻に会い、お互い最後だと思いましたがと挨拶をかわす。キビタキ小屋分岐を過ぎると、キビタキ清水が右手20mにあり、甘露で冷たく美味かった。ご夫妻もここの水は本当に美味いとおっしゃる。

















保久礼小屋は、コンクリート作りだが、閉ざされていて、中は見れなかった。トイレができていた。ここにも清水が湧き出ていたので、のんでみる。キビタキよりは冷たくはないが美味い。

登山口まで、20分とのことだったが、少し余分にかかった。一瞬カメラがこわれたかと思い、ひやっとし、林道歩きはいやだなぁと思っていたところ、先ほどのご夫妻がプリウスで下ってきて、乗せてくださった。明るいうちに天幕をしたかったので、大変ありがたかった。保久礼小屋近くにも、駐車場があるので、そこから往復すると、一番、標高差が小さいとのことだ。

寿和温泉は、温泉プールも併設する立派なもので、700円とる分、うたせ湯等まであった。夜の宿泊は、浅草山荘が2年前に閉鎖した五味沢キャンプ場が使えるというので、探したが、見つからないので、浅草山荘の下の広大な五味沢駐車場にした。先行の山やの車が2台あった。

KW君が蚊帳テントやテーブルも持ってきてくれていたので快適で、ビールをぐぐっとやりにがら、コンビニで買い求めた、ポテトサラダに、マカロニサラダ、きゅうりの浅漬け、枝前、フジッコの里芋レトルト、五目豆など肴は豊富だ。さらに、とっておきの芋焼酎「佐藤」もあり、テントとは思えない快適な夜となった。主食は中華丼のレトルト。気がつけば、22時近かった。

KW君は、マットも最新の軽量のものもそろえていた。夜も寒くも暑くもなく眠れた。ここの駐車場は、ウォッシュレットこそないものの、ハイレベルで管理されていた。

  HOMEへ