釈迦ケ岳 1092.2 猫岳 1058m

 


データ】     

2003年6月22日(日)曇4時間7分(2時間10分+1時間57分)
5:30中松江 6:00T氏宅 コンビ二 6:54天理 8:27朝明ヒュッテバス停駐車場

8:37スタート <10分> 8:47朝明テント村 <10分> 8:57炭焼き窯跡 <4分> 9:01登山口より1/6標識 <6分> 9:07炭焼き窯跡複数 <19分> 9:26〜40庵座の大滝 <14分> 9:54沢 <13分> 10:07二(三?)段の滝 <21分> 10:28〜33沢終わり <10分> 10:43〜45稜線 <16分> 11:01〜03松尾尾根分岐 <4分> 11:07羽鳥峰峠分岐 <3分> 11:10〜16釈迦ケ岳山頂 <3分> 11:19羽鳥峰峠分岐 <9分> 11:28 羽鳥峰道4/5標識 <2分> 11:30〜56昼食 <12分> 12:08猫岳山頂 <30分> 12:38白滝谷分岐 <5分> 12:43〜44朝明への林道分岐 <4分> 12:48〜56羽鳥峰峠 <11分> 13:07砂防ダム <17分> 13:24〜26林道 <4分> 13:30車道 <4分> 13:34砂防学習ゾーン <16分>13:50ゴール

14:06 14:35鈴鹿IC 15:33〜37天理IC 16:37T氏宅 17:00中松江

駐車場
   朝明バス停渓有料駐車場(500円/日)

メンバー
    Iさん、Mさん
   


鈴鹿セブンマウンテン(藤原岳、竜ケ岳、釈迦ケ岳、御在所岳、雨乞岳、鎌ケ岳、入道ケ岳)で未登の山は、釈迦と入道。今回は釈迦。朝明ヒュッテから庵座大滝・山頂・猫岳・羽鳥峰峠の周回コースとする。今年は梅雨入り後、梅雨らしい日が続くが、昨日は久しぶりに晴れた。今日は曇とのことだが、降らなければかえって涼しくて良い。金曜日、T夫妻とMさんは、龍門山に登られササユリがたくさん咲いていたことをお聞きし、今日も咲いていることを密かに願う。鈴鹿ICで下り、R306を走る。菰野役場の前で左折するというOBもあったが、R306に戻り少しで朝明渓谷左折の標識があった。細い箇所もあったが道なりに進むと、右に真新しいトイレや松尾尾根登山口を過ぎると朝明ヒュッテバス停前の有料駐車場があった。


早くも10台近く止まり、係員の人もいた。観光協会経営のためか、コピー地図で詳しく近辺のルートを説明してくださった。特に羽鳥峰峠の隠れ水を知ることができた。ここは標高430mなので、山頂までの標高差は660m強だ。バス停横に登山口の古い標識があり、夏草が茂る道を進む。小尾根も崩壊して結構苦労して下り、沢を渡ると朝明テント村の堰堤下の広場に出た。右に進み舗装道を少し登ると、左に登山道の案内があり理解できた。少し先に鉄の橋がありバンガローを左手にみながら進むと、右にテープがあり、沢を渡ると、庵座谷の登山道だ。



10分ほどで窯跡があり、登山口から1/6の標識を通り進むと、複数の窯跡があり、ここから急登となつた。山頂まで何箇所もロープがあり、標高差の割りになかなかの急登だ。巻き道も結構神経を使う道で、上りは総じて急という感じだ。庵座の滝の表示に従い、慎重に下ると大滝が樹の間から見えた。滝の下部へは前方で沢を渡り、ロープを使って岩を慎重に上ると直下に出た。高さ40mの見事な滝だ。このコースを選択したことを素直に喜びあう。先行者が2人いた。写真に撮り、元の道に戻ろうとすると滝を高巻くためのロープもある急登だ。15分ほどで再度、沢に出て、何回か渡る。5分ほどで、ササユリの咲きかけ一本あった。沢に出合ってから15分弱で、山と渓谷社の関西の山250で二段の滝と書かれている滝を見るが、三段に見えた(写真では二段だが)。少し先で、珍しく4人の若者が下ってきた。


左側のガレの急登を登り、パイプ組の堰堤を左側から越える。沢が終わる辺りで一本立て、みかんの缶詰の半氷を食べる。汗をかいた体には最高のごちそうのようで、両氏も喜んでくださる。ここからも急だが、10分ほどで稜線に出て、一気に展望を得る。大陰のガレも強烈な印象で、Tさんがアルプスのようだと言う。曇だが、御在所岳の建物もよく見える。地図がないので、山座同定できないが、入道や国見が見えているのであろう。しかしここからも急登の連続で樹をつかみながらの上りだ。ベニドウダンが咲いているのが救いだ。松尾尾根の合流地点は小広くなっているが、虫がいっぱいだ。


先に進むと、右に伊勢湾が見え、左には羽鳥峰峠への稜線が見える。ここかしこにベニドウダンが咲いている。シロヤシオも多く、少し前だったらすばらしかったであろう。羽鳥峰峠分岐からすぐに山頂であった。展望は湾側だけが見えた。虫がひどいので、三角点も含めて写真だけ撮り早々に退散する。両氏は防虫ネットをかぶり、私は暑さ対策も金うちわをあおぎながら進む。分岐から羽鳥峰峠へ少し進むと見事なベニドウダンがあった。うぐいすも鳴き気持ちがいい。猫岳手前の展望のいいところで池田さんが食事をしようと提案する。


結果的には場所といい、雨に降られなかったことといい大正解であったが、Tさんが口の近くを虫に刺されたのか゛玉に瑕であった。雨がぽつぽつきたので、昼食は短時間とする。猫岳へ一上りすると、大陰のガレ場がよく見えた。2つほどコブがあったが、快適に羽鳥峰峠へ向かう。羽鳥峰峠手前で左に下る朝明への道があり、先行する2人は進んでいたが、すくに林道もつまらないので、戻って羽鳥峰峠へ向かうと、風化の進んだ砂山となる。


羽鳥峰峠は、右はヒロ沢の源流部だそうだ。その横の笹の中には、水場があり、やもりもいた(ここを湿原と勘違いしてしまった。ヒロ沢の方へ少し進めばよかったようだ)。水は甘かった。朝明への道の方向にはササユリが咲いていた。下り道は、思ったより本格的で、砂防ダムは、右から下る。小さな石積みの堰堤をロープをつたい下ると沢でササユリかたくさん咲いていて感激する。ササユリは本当に清楚でいい。好きな花だ。10分足らずで林道に出て、すぐに車道に出た。5分足らずで、水車小屋のある砂防学習ゾーンがあり、雨の中、タープを張りバーベキューをしている家族や虫取り網を持ったたくさんの子供がいた。朝明ヒュッテバス停までの道にも伊勢谷小屋のバンガロー等たくさんあった。夏は大勢の人でにぎあうのであろう。


帰路は、阪神応援のためTさんが温泉セットを持ってこなかったので、自宅に直行する。山添IC付近は前も見えないほどの豪雨であったが、渋滞もなく早く帰れた。特色のあるコースとササユリで満足の登山となった。これで近畿百名山は75座となった。

 

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