但馬妙見山(1139m) |
【データ】
【メンバー】 |
3連休は、鳥海山を予定していたが、北陸道の尼御前SAまで進んだところで、風雨が強く、翌日の天気予報も悪かったので、Iさんの適切な判断で引き返した。 宴会も含めて楽しみにしていたが、翌日の天気や各地での遭難情報を聞くと、正しい判断であったようだ。しかし、これまでは、台風でなければ、雨でも登るので、遠かったことが判断に幸いしたのかもしれない。 ただ、3連休にどこも登らないのは、残念なので、妻の理解を得て、日曜日の夜に寮で仮眠し、関西百名山・近畿百名山同時達成のために残された宿題の但馬妙見山を目指す。遠距離で一人では往復寂しいので、MさんやNさんをお誘いしたかったが、月曜日に早く帰宅する必要があったことから、単独となった。 今は、ETC利用者を増やすために阪神高速が、土・日は半額となるので助かる。また中国道は早朝割引で宝塚・福崎間は半額となった。播但道も、安くなっているが、信号が少なく、一般道でもさほ ![]() ![]() ここから、カーナビを頼りにしたいが、妙見キャンプ場等主要目標が設定できないので、困り果て、道の駅のスタッフの方に聞く。旧国道9号を5分ほど進むと、右手にスーパー「ペア」がある交差点があるので、右折して道なりに進むといいと言う。 実際、4kmほどで、交差点手前に「妙見山 名草神社 日光院」の大きな右折表示があり、ほっとする。曲がるとすぐに「ペア」があった。 ![]() ![]() 道なりに進むと、車一台通れる幅となり、日光院であった。ここからキャンプ場まで7kmの表示があった。慎重に進む。名草神社分岐から200mほどで、鋭角に曲がるので、 角の2台のスペースに止めて支度をする。 キャンプ場への道を進むと、ほどなく右手に路肩が広く駐車スペースになる。その先で、道はダートになり、掘れていて、一般車の走行は難しい。すぐに管理棟らしきものがあり、右手の 林道を進むように木に「山頂→」の表示があった。 先で道をすすきが塞いでいた。荒れていなければ良いがと思いつつ進む。立派な杉林になると、廃屋が倒壊し、林道は通せんぼとなり、登山道は右折するようになっている。「山頂へ」の標識がある。 道は、よく整備され、階段となっている。杉林は結構手入れされているものもある。高度が増すに連れ、ぶなの木もある。ミズナラもあり、九十九折の道が続く。木には解説つきの表示がある。 シナノキがある辺りは、ゆるやかで水の音も聞こえたが、再び、急となる。ぶなの木はまだ黄葉していなかったが、一本だけ黄葉していた。樹勢の弱いものが黄葉が早い気がするがどうであろうか。 ![]() 1997年・ぶなっ子植林・100本、次に1994年650本の標識があった。ぶなの幼木にはその後の成長の調査であろうか。ピンクのテ ![]() その先に二股の見事なぶなの大木があった。立派なぶなの木の前では見とれて写真に撮るので、ゆっくりペースだ。こういう登山もいい。 残り0.3kmの標識があると、その後は、ゆるやかでホウの落ち葉の中を進むと山頂の切り開きに出た。たくさんの標識と少し離れたところに四等三角点があった。また、立派な方位版があった。東南東にはなだらかな山、東には鋭鋒が見える。東は床尾山、東南東は粟鹿山方面だが、どうであろうか。 妙見峠周回としようと考えたが、早く帰宅する必要があるので、ピストンとする。 下りには、1999年・ぶな80本植樹の表示を見つける。その後、数分で山頂まで0.9km標識も見つけた。ぶなを守り、ハイキング者を大切にしたいという気持ちを感じる。 ザゼンソウの季節に来れなかったのが残念だが、立派なぶなをたくさん見れ、満足したものとなった。登山口の駐車スペースには、これから登ろうとするパジェロミニが止めていた。 折角なので、名草神社に立ち寄る。名草神社までは、舗装林道で1.5kmほどある。周回しなかったのは正解か。神社の駐車スペースにも今から登ろうとするご夫妻の車が一台あった。 ![]() 神社の三重塔は朱色に真新しく塗装され美しい。妙見杉の大木は、平成3年の台風19号により倒壊したとのことだ。しかし周りには杉の大木が多い。 日光院にも立ち寄る。日本三妙見とのことである。名草神社も明治時代の神仏分離令・廃仏毀釈までは三重塔も含めて妙見さんの霊場として信仰を集めてきたという。 院内は、いちょうやぶなの大木もあり、大変、落ち着く。いちょうの黄葉時期はみごとであろう。和歌山からは470kmの長距離ドライブであった。これで近畿百名座も99座となり、関西百名山ともに長老ケ岳1座となった。 |