高峰山 1044.79m(一等三角点 点名高小屋山) |
【データ】
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7時半に民宿を発ち、国道42号から矢の川峠に向かう。千刃橋直前から右折し旧国道42号線に入る。昭和42年まで国鉄バスも走っていたというので荒れているといっても、それなりと思っていたが、ネット情報通り最初からひどかった。Iさんのテラノのように車高もある4駆でないと到底無理だ。何と前から小型のワンボックスの2人連れが走ってきた。こんな時 4つぐらいのトンネルを抜け、最後の矢の川随道先の分岐では左折する。ようやくフラットになると急に舗装道となり左上にはアスファルト道があるが鎖がかけられている。中部電力の施設だ。逆の右に進むと矢の川峠であった。茶屋もあったとのことで小広くなっている(左の写真)。標識があったので見に行くと富士山を撮影したという紹介でH10年9月17日に京本さんという方が840mmの超望遠と400mmで見事に撮影していた。ここは標高808mで富士山まで280kmとのことだ。 一番奥のテレビ塔奥から標高差で50m強下る。2つの小ピークへと続く道は途中から背丈を越す笹が続く。 ここで右に約90度曲がり、標高差約120m下る。途中右手にまるでアルプスのように雪の大峰山脈が見え感動的だ。しかし道は急で上り返しが思いやられる。テープがあり特に最低鞍部は多い。山頂への上りは今の下りよりはましであった。上りついたと思われるところには東邦石油自然を守る会の山頂まで15分の標識があった。 眼前でそんなにかかるとは思われない。少しで岩場となり少し気を使う。山頂近くには 大きな桧2本あった。一等三角点の山頂はすばらしい展望だ。北西には大峰山脈がすばらしい(右上の写真)。北に雪の大台ケ原で日の出ケ岳で一際白い(左下の写真)。ここからは大台ケ原の名の通り台地状に見える。右の山は仙千代ケ峰であろう。北東に尾鷲市がはっきり見える(右下の 帰路、しゃくなげがなかったなという印象で確認すると、テレビ塔までの小ピークに一箇所あったが、蕾はなかった。1030m峰への上り返しはやはりきつかった。1030m峰からの下りから左に高峰山を確認する(左下の写真)。 国道42号までの道で先行する車とやってくる軽トラに出会ったのには驚いた。山では誰にも出会わなかったので何をしに来たのだろうと思う。矢の川峠と国道間は9kmもあった。道の駅熊野きのくにで昼食をとり、あこがれの湯の口温泉元湯に立ち寄る。300円の施設とは思えないいい温泉であった。露天風呂もある。トロッコ電車が有名だが、本数は少なく皆車で行くようだ。 瀞流荘の湯は湯の口温泉でなく入鹿温泉から引湯しているとのことだ。本宮・水上トンネル・白馬トンネルを通り吉備から高速に入り海南で入る。矢の川峠から5時間の運転で自宅にたどり着いた。やはり遠い。2日間の走行距離は600km近い。3山とも期待以上でI夫妻に感謝する。これで近畿百名山は81座となった。 |