高尾山・陣馬山 |
【データ】
【メンバー】 |
11月10日は、公休で黒部ダムへおいしい出張が入っていたが、東京本社への出張にかわり、残念がっていたが、折角なので、弟夫妻とも父のことで相談したいこともあり、前日から出かけることを思い立つ(出張申請は東京は日帰り申請。交通機関の発達は良し悪しです(^^ゞ)。山は日帰りでこの季節なので、気になっていた高尾山から陣馬山までの縦走を思い立つ。 これが結構な距離で、前夜から夜行バスで行かねばならない。富士山の展望コースなので、天気次第と思っていたところ、席はどんどん埋まり、後1席となったので、月曜日に決めることになった。 高速バスは、ウイラートラベルの3列席だったが、何と9号車だ。6500円と安いからの人気か?座席は広い分、1列と2列で、3列独立ではない。休憩の度に起きるが、すぐ寝た。駅の野宿よりはるかにましだ。 残念ながら、日曜日の天気は、雨こそ降らないものの、富士山は望めない天気となった。新宿駅には予定より10分早く7時に到着した。7時30分発の特急に乗りたいので、この10分が有り難い。また、到着場所も京王線の近くだった。駅員にコインロッカーの場所を聞き、預け入れ、トイレを済ませて、特急に乗り込む。ラッキーなことに座れた。 大学時代も含めて、京王線は初めてだろう。京王線は高尾山口まで370円とJRよりはるかに安い。登山客が多い。弟夫妻との待ち合わせ時刻が気になるので、ケーブルカー利用も考えたが、駅でもらった高尾山の登山コースパンフレットを電車内で検討し、1時間30分とあるが標高差と距離から1時間程度だろうと稲荷山コースを選ぶ。 ![]() ![]() 高尾山口駅は多数の人でごったがえしていた。稲荷山コースの取り付きはケーブル駅の左手で、そこまでは、みやげもの屋が並ぶ。ケーブル駅近くの紅葉が美しい。駅左手の道にある稲荷山コースの標識は大きく分かりやすい。左にいきなりの階段だが、荷物が軽いので楽だ。 極めて整備された道の上、自然林なのが気持ちよい。一のぼりで稲荷神社に着く。しばらく進み、階段を登ると、あずまやとトイレがある展望所だ。休憩者が多い。「ここからの眺め」と書かれた写真の解説板があり、正面に見えるのは八王子市街、右より続くのは多摩丘陵、手前は加住丘陵、その向こうが狭山丘陵との説明があった。展望の良い日は新宿・池袋の高層ビル、筑波山まで見えるとのことだ(右上の写真)。 広い道を歩くと9:16にケーブルからの駅の道に合流し、その8分後、には1号路に合流した。 ![]() ![]() 高尾山にはたくさんのコースがあり、ケーブル終点駅からの道も多い。1号路はケーブル下から右に大きく迂回し、山上駅を通り、山頂に至る道だ。合流してからは、階段が続き、山頂につながるが、階段が長く途中で立ち止まる人も多い。 登りついたところが山頂で、すぐに展望箇所だ。ここからは晴れていれば、紅葉の向こうに富士山の絶景が見えるようだ(左上の写真)。今日は紅葉は盛りだが、絶景はパンフレットに譲るしかない。茶屋も多く大勢の人がいる。ケーブルで気軽に来れるので、人が多いのだろう。もみじの紅葉が見事だが(左下の写真)、長居はできないので、三角点に触れ、先を急ぐ(右上の写真)。 ![]() ![]() 縦走路の標識も分かりやすい。一丁平に向かい階段を下ると、茶屋があり、その先で単独行の老齢の女性に会い、しばらく会話しながら進む。このルートでも強盗があったとか、遭難死の多くは実は犯罪に巻き込まれた場合も多いのではとプロのガイドが言っていたとか物騒な話が多かった。 一丁平でトイレを使い(右上の写真は一丁平付近)、小さな電波塔や大垂水峠分岐を過ぎると、すぐに城山で大きなテレビ塔とともに、城山茶屋のまわりは紅葉の中に机と椅子が所狭しとあった(右下の写真)。温かいなめこ汁がおいしそうだったので(250円、左下の写真)、山頂部が雲かかる丹沢をめでながら、ちらし寿司を食べた。なめこ汁とは絶妙だった。一気に元気が出る。 ![]() ![]() コース沿いには、あざみがいくつか咲き残っていた。小仏峠近くの茶屋を過ぎ、下ると小仏峠で明治天皇御幸記念碑や先に信楽のたぬきの置物が あった。ここからの道は急登であった。 山岳マラソンが盛んのようで、多くのランナーに出会った。高尾山口駅から陣馬山を超え陣馬高原下のバス停までは約20kmだ。影信山0.2km・陣馬山5.9km標識を過ぎると、ほどなく景信山山頂であった。山頂はにぎやかで小屋利用専用者の傘ありテーブルなどは宴会状態であった。 ![]() ![]() 城山から高尾山稜線(左上の写真)や丹沢もよく見える。茶屋のの上は小広く、展望がよい(右上の写真)。ここからは 全て巻き道があり、快調に進む。 三つ目の大きな巻き道を過ぎると明王峠1.6km標識があり、その先には、右手に陣馬高原下バス停7.2kmの標識があった。 左が植林、右が自然林が多い。12:13には底沢分岐で、底沢2.8km、相模湖駅5.8km、明王峠0.6km、景信山3.2km、小仏峠4.4kmの標識があった。植林 を進むとすぐに底沢峠で、陣馬高原下バス停2.8kmの標識があった。 陣馬山まで2kmの明王峠には相模湖に下る道があり、「長生きしなはれ」という掲示が興味深く、いい休憩になった。奈良子峠には、陣馬山山頂まで1.5km標識と右に陣馬高原キャンプ場1.4km、左に陣馬登山口7.3km・栃谷鉱泉3.2kmの標識があった。 ここからも、ゆるやかで山頂の紅葉が美しい。陣馬山山頂は高原のようで、広い茶屋も3つもあり、しっかりしたトイレもある。大宴会をしているグループもあり、他にあまり例のない雰 ![]() ![]() 山頂には、有名な白馬の像がある。三角点を探すと、白馬の前に埋め込まれているので、奇異に思うと、茶屋の主人が寄って来て、三角点マニアが冬にピッケルで角を削ったので、防御のためと話してくれた。今日は生藤山方面しか見えないが、本当は絶景であろう。 ![]() 雨もぽつぽつ来たので、和田に下りるルートもあるので悩むが、地図もないので、待ち時間は長いが、陣馬高原下バス停を目指すことにする。 和田峠を経由するのかと思ったら、すぐに右折する分岐があり、進むと、植林の急な下りの道となった。新コースとのことだ。何人か追い越し、小沢に出ると、すぐに車道で、和田峠へ続く道であった。ルート図があったので、じっくり見ると、新コースは山頂まで1.9km、和田峠までは車道で2.4km、逆にバス停までは、車道を1.3kmとのことであった。 民家が見え始めると、すぐにバス停で、手前の万屋でバス券を売っている。団体がいたので臨時バスが出て(通常は1時間に1本)、待ち時間が大幅に減り、ラッキーであった。新宿でコインロッカーから荷物を出し、赤羽まで行き、弟夫妻に夕食をごちそうになり、楽しい一時を過ごす。 |