朝早く出れば、ホテルの朝食時間帯に間に合うことを知り、蓼科山に登ることを思い立つ。有料林道(夢の平林道(片道300円)を通り、7号目登山口へ。立派な駐車場であるが、さすがに一番乗りであった。早速、準備をし取りつく。体が起きていないことを感じながらも、マイペースで頑張る。
将軍平に着くと、蓼科山荘から人が出てくる。聞くと、泊まる人が数人で大の字に寝て快適な夜を過ごしたとか。白馬のとんでもない混雑を知った今は、このような静かな山小屋にあこがれる。仰ぎ見ると、山頂が間近だ。この夏は、雨が多く、久しぶりの晴天とか。記念撮影をし、山頂に向う。
山頂への道の険しさには驚いた。手をフルに使わないと登れない。ペンキ印を頼りに頑張ると、ガイドブック通りに、岩だらけの山頂に着いた。目の前に迫る八ガ岳の勇姿に感動する。特に裾野が朝霞で独特の景観だ。早起きは三文の得とはよく言ったものだ。
山頂の祠に参り、更に展望台に岩を飛び飛び歩き着く。山の名前を記してくれているが、夏で空気がすっきりせず、南アルプスも北アルプスも肉眼では見えるが、残念ながら写真には撮れない。朝食時間に間に合うギリギリまで山頂で憩い、下る。さすがにこの時間帯になると登る人も多く、既に登ってきたのかと盛んに聞かれる。それにしても、短時間でこんな満足を得た登山も少ない。
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