十勝岳  2077m

 


データ】     

2002年7月14日(日) 歩行時間4時間29分(上り2時間49分、下り1時間30分) 965m→2141b 標高差1200b

2:30起床 3:13出発 <コンビ二> 5:40道道291号 6:09望岳台 

6:25スタート <54分> 7:19〜25十勝岳避難小屋 <55分> 8:20〜25稜線 <25分> 8:50最後の上り <20分> 9:10肩 <15分> 9:25〜45十勝岳山頂<18分> 10:03最後の上り <15分> 10:18稜線 10:50〜55避難小屋 <35分> 11:30ゴール

12:00〜50吹上温泉センター入浴後 道道237号 国道38号 13:50道道135号14:50三笠IC 16:10新千歳空港レンタカー 

18:50千歳発ANA140便 20:55関空着 21:20荷物搬出

南海21:25急行 22:30自宅


駐車場
  望岳台駐車場(無料、多数)

温泉
   吹上温泉保養センター白銀荘(600円 シャンプー等有)

メンバー
   I夫妻、Mさん


睡眠不足で頭痛のする中、がんばって起床する。外は雨で戦意は低い。予定より早く3:13に出発する。3:43お尻の白い子鹿が道を横切る。その後、国道38号に出るまでにキタキツネを2匹見かける。天気は予報に反し、改善し、十勝岳につながる道道291号近くの頃には一面に青空が広がった。

十勝連嶺の山々が迫り、富良野岳、上ホロカメトック、噴煙を上げる十勝、美瑛岳が聳え立つ。291号沿いはラベンダーが真っ盛りである。望岳台は広い駐車場で簡易水洗のトイレもあった。数台の車が止まり、何人か出発していった。我々も準備を急ぎ、出発する。天気はよく、目の前に噴煙を上げる十勝岳と奥に目指す山頂が見える。今日こそ登るぞという感じでM氏が先行する。火山特有のガレキの道である。登るに従い、振り返ると雄大な景色が広がる。特に広大な牧場が印象的だ。


避難小屋前では多くの人が休んでいた。陰になって涼しい。小屋内は土間をはさんで板張りとなっていた。ここからは急登だが、登りやすい。黄色の花と白い花の2種だけがたくさん咲いていた。右手下には雪渓が大きく残る。一見滑りやすそうな急登を登ると2匹の犬が先行していた。山の天候は変わりやすく急にガスが出だし、風で噴煙が飛んできて臭気と共に喉が痛く咳が出て困った。I夫妻も今日こそという感じでどんどん先行する。稜線に出ると、なんと右前足を痛めた手負いのキタキツネがいた。ここもペンキや案内棒が一定間隔で建てられ助かる。最後の登り手前でガスが切れ、稜線、山頂も一瞬見えた。

M氏は少し腹ごしらえをしてからというので、先行する。山頂近くになるとガスが再び濃くなり、展望はない。M氏の到着を待ち、皆で無事登れたことを喜び合う。写真を撮り早々に下る。濃いガスで霧雨で何も見えない。ペンキと棒のおかげで助かる。キタキツネのいる稜線を過ぎると、ガスはなくなった。ある標高以上だけがガスの中という感だ。まだ上ってくる人は多い。望岳台近くではイワブクロか咲いていた。

泊まれなかった吹上温泉保養センター白銀荘も新しくすばらしい施設であった。大きな露天風呂も2つもあり、自炊施設も整っている。近くだったら大いに利用させてもらうのにと思う。北海道は登山客には恵まれている地だ。

カーナビを三笠ICに設定するがどうも違っている。上富良野町のHPに載っていた道道135号のトンネル開通が反映されていないようだ。国道452号を通り桂沢ダムから道道116号を通る。従来より1時間近くも短縮されたゴールデンルートだというのに。国道38号沿いのラベンダー畑は今が盛りで渋滞していたが、国道からもはっきり眺められ、得した気分であった。

どしゃぶりの雨となり、新千歳に無事着いた。参考までにレンタカー指定のガソリンスタンドは10円/lも高い。新千歳は、観光客でごったがえしていた。我々もみやげものを買い、空港がよく見える「ロイヤル」海鮮丼とビールで打ち上げとする。ジャンボは満席であった。予定通り関空に着くが、荷物がなかなか出てこなかった上、南海の券売機のトラブルで危うかったが、ぎりぎり間に合い、予定通り帰宅できた。

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