東京ぶらり散歩

 


データ】     

2019年2月23日土曜日 晴れ
メトロ24時間券 8:40スタート 18:40ゴール
 @後楽園→本郷三丁目 A本郷三丁目→後楽園→雑司ケ谷 B雑司ケ谷→北参道 C表参道→赤坂 D赤坂→国会議事堂前 E永田町→新木場 F新木場→新富町・築地→茅場町→門前仲町 G門前仲町→大手町→後楽園

メンバー
    単独
   


2月の週末は、金曜日の夜に行事がある日が多く、帰省せずに東京にいる週が多かった。第一週の2日の土曜日は、初孫の雛人形を買いに埼玉の岩槻に出かけた。

雛人形は、百貨店に出かけたり、ネットで調べたりしてたどりついたのは、岩槻の「小木人形」。製造直売で、95年続くという老舗。電話の問い合わせでも実に丁寧で、[是非、来店して見て決めてほしい]と言われ、少し遠いが、出かけた。後楽園から池袋で乗り換え、さらに大宮から初めて東武野田線に乗る。東岩槻からはタクシーだ。1時間余りだ。

はるばる出かけた甲斐があり、実に立派なお店で、社長の妹さんに当たる孝子さんが2時間半も丁寧に応対してくださった。雛人形は、何段飾りかを決めた後も、お顔も8種、屏風や着物も選択できるので、ほぼオリジナルとなる。

ラインで長女と意見交換し、大きさこそマンションで、三段で残念だが、非常に満足納得いくものを手に入れることでできた。頭師であった社長さんはじめ、皆さんが人形を愛し、仕事にほこりをもっている姿勢が強く感じられて実に気持ちの良い時間を過ごせた。人形は大安に届けるのが習わしとのことで9日に無事に届いた。今日はひな祭りでケーキと共に写真を撮るのが楽しみだ。

そして22日の金曜日の夜は、サントリーホールで読売日本交響楽団の定期演奏会でブルックナーの交響曲7番を聴き、感激した。

翌日は晴れの予報だったので、東京もあちこち出かけているが、まだ、詳しくないあちこちを地下鉄の24時間券を使い巡ることとした。

最初は在京の週末は、ほぼかかさず訪れる本郷三丁目の「麦」でモーニングを食べる。必ずメニュー6番のハムエッグトーストだ。店は40年も続いているらしいが、クラシック流れる中での美味しいブレンド珈琲は至福の時だ。





次に雑司ケ谷の鬼子母神を参り鬼子母神内にある歴史ある駄菓子屋を見た後、義妹の母校の東京音大を見学した。100周年の記念本館は外観も良かった。


































次に目指すは明治神宮の森。NHKの番組の特集を見て、100年手つかずの森を見てみたくなった。メトロの副都心線の北参道で降りて歩く。森は確かに下草も茂り手つかずだ(右上の写真)。明治神宮は外人が多かったが、運よく結婚式もやっていて風情があった。

















その後、境内のレストランが素晴らしいのを知り、いつか家内とと思う。そして原宿駅を撮り、竹下通りを歩く。変わらず若者でにぎわっている。

次に目指すは敬愛する安藤忠雄氏設計の表参道ヒルズ。期待通りで外観より、建物内のゆるやかなスロープにさすがと思う。同潤会アパートの名残もチェックして、千代田線で赤坂に向かう

















赤坂では、先ず、昼飯。大和屋半蔵という店で体に良いアジの開き定食を食べた。そしてTBSや歌で懐かしい一ツ木通りを見て、国会議事堂前に向かう。目的は首相官邸の外観見物。周りは警官だらけで、どこをお探しですかと声をかけられる。若い感じの良い警察官であったが・・・・・


















坂を下り、山王坂を登り返して、衆参議員会館を見学して永田町駅に向かう。この辺りの道は車もほとんど通らない。

次はここまでとは別世界の新木場の夢の島を目指す。何故、夢の島かというと数日前、NHKニュースで、フィリピンのセブ島で、ごみの山からペットボトルを拾い生活のたしにしている子供たちに音楽を教える日本のNPOの活動を見て、そういえば、日本のゴミの島は、明治神宮のような森になっているのかと思い、訪ねた。有楽町線で終点となる。

夢の島は、東京オリンピックの関係で整備していたが、明治神宮のような森の豊かさはなく、熱帯植物園やマリーナもあるが、わくわく感はなかった。高木も多いが、緑あふれるからはほど遠い。この日歩いた距離は2万5千歩を超えた。

そんなわけで、仕上げはやはりほっこりするところでと思い門前仲町の居酒屋「魚三」を目指す。新富町で日比谷線の築地駅に乗り換え、東西線の茅場町経由だ。店は16時から開いていて、着いたのは16時45分。30分待ってようやく入れた。

食べたかったのは、本マグロの中トロのさしみ、カキフライ、ハマグリの焼き物。酒はここでは上等となる生酒(300ミリリットル)とした。

左隣に良い感じの人がしっぽり飲んでいたので、手術の関係で刺身はすべては無理なので、つまんでもらう。そのことがきっかけで色々話す。北陸から、趣味のパン製造の展覧会で東京に出てきて、魚三は10年振りだという。

もう少し話したいなと思い、私の住まいでの二次会をお誘いすると、OKとなり、Sさんもメトロの24時間券を持っていたので、大手町経由で後楽園まで行く。スーパーやコンビニで酒や肴を買い、我が住まいに戻る。

Sさんとは登山の趣味等共通部分も多く、何とも心地よい時間が流れた。県庁から大学に出向され、先生をされているが、教えられている生徒さんは幸せだと思う。

22時過ぎまで楽しく語らい、後楽園駅まで送る。後日、お礼のメールをいただいた。成行きとはいえ、家内や弟からお互い初対面でよくやるねえと言われたが、確かに夢のような不思議なひと時となった。きっと明治神宮の御利益であろう。

また、いつか山で再会を果たしたいものだ。


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