鳥屋城山 304m 

 


データ】     

2003年4月6日(日) 晴れ 2時間4分
6:49中松江 6:52〜57ローソン 8:00道の駅明恵ふるさと館

8:07スタート <13分> 8:20R424 明徳寺P <5分> 8:25金屋中学校 <10分> 8:35〜45鳥屋城山公園 <3分> 8:48鉄塔 <6分> 8:54城跡まで600m標識 <5分> 8:59城跡まで400m標識 <6分> 9:03城跡まで200m標識 <7分> 9:10小祠 <10分> 9:20スラブ <18分> 9:38峠と思われる三叉路 <8分> 9:46Uターン <11分> 9:57〜10:08鉄塔 <2分> 10:10込谷池 <2分> 10:12〜15桜広場 <5分> 10:20R480 <13分> 10:33ゴール


10:44発 11:27コージツ ゴルフ 12:30中松江


 【駐車場
   道の駅明恵ふるさと館

 【メンバー
   単独
   


今週は桜が見ごろで、昨日は、雨の中、妻と山中渓、根来寺の桜の名所を訪ね、ついでに桃山町の桃源郷を訪ね、満開の桃を見てきた。菜の花・桃・桜の向こうに聳える雲にかかる龍門山の写真を一眼レフで撮った。出来がよければまた掲載したい。


日曜日もやはり桜が見れるところで仕事もあり早く帰宅できるところがいいということで、悩んでいたところ、当初は大阪府南部の奥山・雨山を再度歩こうかと考えていたが、コージツからソールの張替えができたとの連絡が入ったので、山と渓谷4月号の236ページ記載の和歌山県有田の「鳥屋城山」を訪ねることとする。我が家からだと1時間ほどで行ける。紹介がなかったらこんなコースは気づきもしない。適当に起きてからと思っていたところ、いつもの通勤と変わらない時刻に起きたので、急いで準備し出かける。近くのローソンで山と渓谷をコピーし、和歌山まつりとかいう割引券で何と好物の割り子蕎麦が50円引きの230円となった(^o^)丿。これは朝から縁起がいい。



我が実家の近くの和歌山城の桜も満開、名所紀三井寺も満開でうきうきする。NHKラジオでは、昨日の風雨にもめげず、東京の桜も散らずお花見日和となるとの予報を告げている。海南から勝手知ったる県道18号線で金屋に抜ける。登り口の小学校前の桜の古木や下りのヤマギシの村辺りも桜が満開だ。先行する車は海南高原CCや有田東急GCに向かう車だ。今日はプレーもさぞ気分がよかろう。


有田川を越え(本当は越えずに左折して旧道を走ればR480に出る。帰りは図らずもそうなった)、R424からR480に入ると、有田川からの鳥屋城山は立派で逆光だが、写真におさめる(左の写真)。すぐ先の道の駅明恵ふるさと館は、まだ新しく駐車場も広い(右の写真)。トイレを借り早速出発する。



山と渓谷の地図を便りに、道の駅横の道を金屋中学校に向かう。すぐにバイパスはとぎれたが、右に入ると、車一台が通れる道を道なりに進む。さすがみかんの本場でみかん畑が多い。目指す桜公園(鳥屋城山公園)の桜がよく見えていたので目印になり、地図通り麓を巻いているのがよく分かる。ほどなく、R424に出て、右に進むと、中学校への上りとなると思われる道が左手にあったので進むと、すぐに明徳寺駐車場との表示があるスペースがあった。


一上りで左手からの道と合流し、金屋中学校であった。正門を右手にグランドを巻くように進む。桜並木がきれいだ。左手にグランドを進むと、公園の右端に当たり、左手に進むと、ちょうちんのかかった公園に出た。右手の給水塔横の階段を上る。そう大きくはないが、桜並木だ。皆朝早くから花見準備のために大忙しだ。毛布を持ち込んで陣取りをしている若者もいる。



鳥屋城の案内には、築城の年代・主は不明だが、南北朝の時代には既に存在し、秀吉に滅ぼされたそうだ(右の写真)。最も上の東屋で有田川を眺めながら花見となる(左の写真)。冷やしてきた砂糖まぶしの八朔がうまい。


ここから奥の遊歩道の階段を上る。よく整備されている。一登りで鉄塔に出た。展望がよく、その先には展望がきくので、ベンチが並んでいた。稜線伝いに進むと、前方に目指す鳥屋城山が見え、左前方に生石山が見える。ここから見ると高く感じる。城跡まで600mからは200m単位で真新しい標識があった。じくざぐに登るのでさほど急ではなく、完璧に整備されている。しかし城跡の小祠からは急に踏み跡程度となり、青のポリエチレンテープに導かれて進む。やせ尾根だけに左右の展望はすこぶる良い。左手の生石は分かるが、右手の白馬山や大鳴海山は同定できない。しかし道は藪っぽく、四等三角点、二の丸、三の丸の防塁跡も分からないままに、気づけば右にスラブの崖に着く。


ここから青ポリエチレンテープを頼りに手も使って下るが、なめてスニーカーで来たことや軍手を忘れて来たことを少し悔やむ。下り下りると右手から道を合わせる。後ろから非常に年輩の方が来て追い越していかれた。道をお聞きしても要領を得ないが、下るつもりで、右の道をとられた。私は地図通り、尾根を進むと、左下から道を合わせ、前方は328ピーク、右前方が植林帯の水平道と思われる峠に出たので、水平道を進む。


しかし山と渓谷誌には「南に張り出した枝尾根に踏み込む」と書かれていたが、巻くばかりで沢に出て、滑りやすそうな道となったので、Uターンし、少し戻ると、下るような踏み跡があったので、進むが、どんどん藪ぽくなる。昔の道には違いないが、これ以上はとなったところで、野竹法師のときの悪夢がよみがえる。戻るか悩んだが、登り返すのも辛いので、位置を確かめるために、右手上5mに上がると何と明瞭な踏み跡があり、右下に工事の車両が見える。地図とは異なるかもしれないが、しっかりした踏み跡なので林道にでも出るだろうと考え、ともかく下ろうと進むと、和歌山県の錆びた保安林の標識があり、すぐ先に何と鉄塔がある。



落ち着いて地図や磁石で確かめるとここは、山と渓谷誌にある正しいルート上の鉄塔だと分かる。右下の工事は「込谷池」であることも分かる。地図上の鉄塔と電線、そして何より桜広場と思われる桜が多いので特定できた感がある。しかしここからの下りも何本かあるのでどれが正解かと落ち着くために八朔を食べたり、鳥屋城山の写真を撮っているうちに、池方向に関電の巡視路用のよく見る黒のポリエチレン階段のあるのを発見する。


数分で下り下りると、大きな道に出て、すぐ前には「この池(水を抜き工事中)が込谷池で観賞用の錦鯉を放しているので取らないように」との注意書きがあった。逆から来ると、その看板を左手に右の細い道を登ればよい。トラックも通る道を下ると、真新しいトイレが左手に建設中で、その先に桜広場があり、満開の桜に鳥屋城山がこちらからはなだらかに聳える(右上の写真)。


道路も整備中だが、立派過ぎて、無駄な公共工事?との気持ちが芽生える。さらにR480に出合うと、こちらも道路拡張のための橋の架け替え中。それは良いのだが、道路沿いの建て替えられた家は豪邸。元々金持ちなのかもしれないが、我々庶民は補償金のせいとか都会の住人の税が交付税で地方にという石原都知事の言葉が頭に浮かんでしまう。そんなことを考えるうちに15分弱で道の駅に着く。



帰りに海南の上り口の小学校前の桜の写真を撮ったり(左上の写真)、コージツ(シリオのソールはビブラムとなり、喜ぶ(^o^)丿)では、いかにも山帰りの姿だったので、どこへ行って来たのか聞かれ、苦労した話をする。帰路ついでにゴルフの練習もするが、相変わらずの腕である。


午後に妻と近所の河西緑地公園を訪ねる。桜並木が延々と続きすばらしく(右上の写真)、名所とPRされていないが、和歌山県下一と言ってもよいであろう。


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