剣山  1955b 三嶺 

 


データ】     

1997年7月12日(土)雨  歩行時間4時間
7月13日(日)雨  歩行時間3時間30分
7月12日(土)
4:50和歌山港発  (フェリー) 6:50小松島港  10:56登山口  11:24分岐  12:35〜13:15ヒュッテ (昼食)  13:30〜37三嶺山頂  15:50旅行村

7月13日(日)
7:40旅行村発  8:37見の越発  9:48大剣神社  10:10剣山山頂  (昼食) 11:12ヒュッテ出発  11:52〜12:02一の森  13:12剣神社  15:00〜50神山温泉 16:35小松島港着 18:40小松島港発  (フェリー)  20:40和歌山

駐車場
  三嶺林道終点駐車場

温泉
   神山温泉(500円)

メンバー
   私の師匠Tグループ計5名    徳島山の会の皆さん

  


 7月12日(土)

梅雨明け間近で、雨の降りしきる中、コメツツジの花を求め、花の百名山「三嶺」に。朝、T氏のお嬢さんに送ってもらい、和歌山港に着く 。フェリーは4時50分定刻に出港した。2時間の船旅は、半分以上夢の中だ。MH氏がゴアテックスのシュラフカバーなるものの存在とそれがふとんがわりに使えることを教えてくれ、皆が感心する。

小松島港では、徳島山の会の方が2台で迎えに来てくれ、いざ出発する。私たちが乗車させていただいた車は、4WDサーフの新車だ。4時間弱の長旅も楽であった。途中で他のメンバーも合流し、見の越、奥祖谷かずら橋を経由して名頃から三嶺林道終点まで。駐車場は大きくないので、我々で満車となる。降りしきる雨の中、ゴアのレインウエアをはじめて着る。果たして本当に蒸れないのか?

自己紹介の後、登り始めるが、途中から差が開く。私は、徳島山の会の人に木の名前や花の名前を教えてもらいながら、ゆっくり登る。登山道は、終始自然林なのがよい。花はそう多くなかったが、シコクフウロとイブキトラノオが印象に残った。雨なので、途中休まず、三嶺ヒュッテまで頑張る。近づくに連れ、コメツツツジの群落だ。ちょうど満開で、展望は全くないが、この花を求めて来たので、満足する。レンズの曇りに気をつけてシャッターを押す。しかし、風も強まり、写すのも大変だ。目の前の池もガスで見えたり見えなくなったりほどである。ほどほどにヒュッテに駆け込む。中は先人も多く驚くが、立派な小屋で安心して昼食できた。

昼食後頂上を踏み、東祖谷山村青少年旅行村への3時間の道のりを歩く。頂上は全く展望が効かないが、晴れていればすばらしいとのことだ。ミヤマクマザサとコメツツジの紅葉が見事な秋に縦走してみたいものだ。帰りはひたすら下りとなる。メンバーの一人が丸太橋で雨のためスリップするが、大事に至らずほっとする。雨の中、早く着かないかと思いだしたころ、到着した。頂上をピストンした先発隊がテント設営も終えてくれていて助かる。

夕食は、四阿の下、にぎやかに。手作り豆腐やカレー味のてんぷらフライなど地元名産品の買い出し料理にすだち
をたっぷりかけ食と酒も進む。
A氏の弁舌も絶好調だ。

そして何より良かったのは、温泉ではないものの風呂があったことだ。家庭の風呂を大きくしたプラスチックの味家のないものだったが、濡れた体には何よりのごちそうだった。夜、雨音を聞きながら、テント内で久しぶりのシュラフで眠りにつく。結構眠れたが、朝起きてびっくり。他のテントは浸水やらで、四阿や車内に待避していた。

7月13日(日)

今日も雨。見の越でレインウエアを着込んでいると激しさが増す。本当に登るのかという気持ちになるが、歩き始めるとその気持ちもなくなるのが不思議だ。しかし、蒸し暑い。この程度の山では、レインウエアよりTシャツに傘の方がよいことを知る。山の会の長老は傘であった。

今日も途中各人のペースが異なりバラバラになる。大剣神社にお参りし、山頂へ向う。一部は名水を飲んだとのことだ。私はそのルートをとらず残念がる。大剣神社から上は、高度が高くなったように風で感じるがガスで分からない。頂上付近も笹原の中の木道を行く。視界は10メートル程度か。

頂上に着いた証拠の写真を撮り、早々に剣山山頂ヒュッテに戻る。横で大勢の白装束の信者達が祈っていた。さすがに信仰の山だ。軽食後、一の森へ向う。少しガスも切れるが、次郎及などは見えない。立派な一の森ヒュッテの横を通り、剣神社へ向う。崩壊地を右手に到着。雨は上がった。

小松島港への帰り道、神山温泉へ立ち寄る。良い温泉で料金も500円と良心的だ。入浴後山の会の人達からすだちのおみやげをもらう。しかし、長居をし過ぎて、飛ばすものの、1分差で小松島港フェリーに間に合わず。港前で酒盛りとなる。名物の笹蒲鉾を肴に2時間飲む。いいしめくくりだ。



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