若草山 |
【データ】
【メンバー】 |
健康保険組合の常務理事をやっていることもあり、春と秋、開催しているハイキングに参加することにした。スタッフは、我が自慢の財団法人和歌山健康センタのほっとライフ課のメンバーである。彼らとは、尼崎勤務時代、六甲山縦走を一泊二日でやり、真っ暗な中、摩耶山に到達し、翌日は白銀の世界を味わったという思いでもある。 今回は、「旧柳生街道、春日山遊歩道<春日大社〜東大寺>原始林を堪能するコース」と歌われている。紅葉真っ盛りのはずで、天気予報もよく楽しみに出かけた。 寮は休日は食事がないので、先ずは足慣らしに、コンビにまで歩く。八幡前駅近くで、Fさんに同乗させてもらって、集合場所の健康センターに向かう。今日は80人、バス2台だ。ご夫婦参加も多い。 車中では、K課長から、ウォーキングの効能等のDVD紹介があり、彼の明るいキャラで盛り上がる。歩く直前に甘いものを食べない方がいい等ためになるものも多かった。そのうちにうとうとした私は、気付けば、天理ICを下りていた。春日大社付近の紅葉は今が盛りであった。前週に下見に来ていたスタッフからも、一週間で違うものねえとの声が上がる。前週の京都の大原の宝泉院のポスターにもなる額縁紅葉はまだ早かったが、岩倉の実相院の床紅葉(撮影禁止)や石庭の紅葉(左下の写真)は見事だったが、今日も楽しめそうだ。 ![]() ![]() 春日大社の駐車場は降車させるだけで、料金をとられるとのことだ。何しろ大勢なので、係員から端に寄るように言われる。この駐車場のもみじも見事な紅葉だ。先ずは春日大社に向かい、参拝する(右上の写真)。ここは、生駒に引っ越してから何回か来ているので、感激はない。参拝後、野牛街道に向かう。原始林は、大木も多く、雰囲気がある。道路に出る手前のトイレ近くで、準備体操をした。健康センタ主催ならではだ。 ![]() ![]() 新薬師寺前から、左折し、柳生街道「滝坂の道」東海自然歩道を歩く。川沿いのもみじはグラジュエーションは秀逸だ(左上の写真)。山道に入ると、さすがの柳生街道、石畳の道の部分も多い。名所の寝仏、夕日観音、朝日観音と続くが、朝日観音(左下の写真)が一番見ごたえがあった。 大勢なので休憩も工夫していて、4班のうち1班が小休憩をしているときに追い抜くというシステムだ。道の広さが広いので、これなら、他の方への迷惑もおさえられる。 ![]() ![]() 首切地蔵前(右上の写真)には、あずまやと簡易トイレがあり、全員で休む。ここまでは渓流沿いの誰もが苦労せず楽しみながら歩ける道であった。ここから広い道を見事なぐらでゅエーションの紅葉(右下の写真)を楽しみながら歩くと、ほどなく、春日奥山道路という有料道路に出た。若草山山頂まで3.5kmの標識だ。この道路は、有料だが、ダートの部分がほとんどだ。それでもバスもやってきた。しかし、さほど、交通量が多くないので、いろいろな方と親しく雑談しながら歩く。私の部下の女性が妻の教え子だったり、元当社野球団の有名選手のN君の練習時の逸話を聞 ![]() ![]() 若草山まで、2.3km地点に、「世界遺産 春日山原始林」の石碑があった。たどり着いた若草山駐車場の奥に山頂がある。真っ赤な紅葉と鹿は絵になる。(右上の写真)展望は抜群で、市内が見渡せ、すすきの原と紅葉の山の奥に生駒山(左下の写真)、そして逆光でかすむ金剛山が印象的だ。少し肌寒い。 まいったのは鹿だ。弁当をもらいに来て、すきあらば、おいてある弁当をあさる始末だ。これはいただけない。窃盗集団だ。 ![]() ![]() 北側の小高い古墳跡を見たりしているうちにすぐに出発時間となった。ここからは、南側の広い道を下る。途中、素晴らしい紅葉が何箇所かあり、皆口々にもう一度歩きたいルートだなぁと話す。 若草山前を通り、二月堂方面に向かう。四月堂横の紅葉も素晴らしかった(右上の写真)。若草山は、柵で囲まれ整備された分、入場料150円が取られるようだ。大仏殿手前の道沿いの紅葉も素晴らしく(左下の写真)、最後まで、紅葉を楽しむハイキングであった。 ![]() ![]() 皆は1時間の自由時間となった。私は、ここで、皆と解散し、生駒の自宅に向かう。大仏殿前は、さすが最高の季節と天気で、人と鹿でごったがえしていた。最後に晴天の若草山を撮り(右上の写真)、奈良駅に向かう。興福寺の新装した国宝館も見たかったが、人ごみを嫌い、またの機会とする。 12kmぐらいの歩行距離とのことだが、秋を堪能したいい一日だった。 |