綿向山 |
【データ】
【駐車場】 |
先週予定していた綿向山が雨で延期となり、今週も先週と同じく土曜日の午後から日曜日の午前にかけて天気が崩れるとのことだったが、今週行けないと3週空くことになるので、何とか行きたいなと思っていると、Iさんからも連絡はなく、Mさんが予定通り、日曜日の朝に向かいに来てくれた。Mさんも、もう電話があるかと思っていたようだ。二人でIさんも「雪だろうし、天気が回復に向かっているので大丈夫だと判断したのだろう」と話し、Iさん宅に向かった。Iさんの判断は予想通りだった。雨も上がっている。 近畿道からみた生駒山は真っ白で、名阪国道も天理・山添間は、通行止めであった。名神は、特に積雪もなく順調に竜王ICで下りた。ダイハツ竜王工場の前を通り、R477を走る。何回か曲がる箇所がありややこしいが、ひたすらR477を走ると30分ほどで、雪をかぶった綿向山が見えてきた。途中、鋳物師や三十坪というおもしろい名の地名を過ぎ、音羽の交差点から、登山口に向かう。案内標識も豊富な上、Iさんが経験済みなので迷うことなく表参道登山口に着く。先着車が3台止まり、田んぼの畦のスペースにかろうじて止める。4台以上は難しい。ナンバーは和泉、滋賀、大阪であった。みぞれが降る中、早々に準備し出発する。 正面の道は、工事中とのことで、案内に従い、右手の仮の登山道を通るが、帰りに進むと、工事は終わっていた。林道に出て、左手に進むと、真新しい堰堤があり、粉雪の舞う中を進むと、ヒミズ出合に真新しい小屋があり、登山計画書を提出するようになっていた。この山は、日野町の人たちに大切にされ、標高にちなんで11月10日が「綿向山の日」ということで、イベントまで開かれる。小屋の中では、それらの紹介とともに、山と渓谷誌で紹介された記事や私も読んだみなみらんぼう氏の紹介も掲示されていた。 3人以上通るなと掲示された真新しい橋を通ると、いよいよ登山道である。ヒノキの整備された植林帯の中を九十九折に一定の傾斜で道がつけられている上に、合目毎に標高と山頂までの距離が示され、大変登りやすい。天候も回復しつつあり、平野もよく見える。三合目まで来ると林道に出合い、ここは積雪が10cm以上あった。ガスが急に上がってきたので、早々に進む。林道をしばらく進むと、左に上る登山道があり、大きな看板に「イハイガ岳や雨乞岳への縦走路は背丈を越す笹があり、安易に初心者は踏み入らないよう」注意書きがしていた。五合目には小屋があり、植林が切り開かれ、新しい苗木が植えられているため、鹿よけネットが張られていた。七合目は、行者コバと呼ばれ、立派な行者堂があった。ここからは自然林が広がり、ブナの大木もあった。ただ、危険箇所もあり、積雪も多くなる中、トレースがあるので助かる。 8合目辺りでガスが一旦切れ、美しい景色が広がった。ネットを通じて知り合ったAさんがかつて、この 気温は低く、シャッターを押す指は痛かった。風邪も強く、かなりの積雪であったが、祠の影で、I氏がカレーうどんをつくってくださりおいしかった。寒くてもビールで乾杯し、ホットブランデーを飲む。途中のSAでMさんが買った笹の葉寿司も肴にもってこいだった。一パーティーは、竜王山方面に縦走したが、我々はピストンとし、三合目までアイゼンをつけた。雪はずいぶん溶け、ヒミズ谷出合の小屋からの林道から見えた山はすっかり溶けていた。その下にも駐車場があり、新たに3台停まっていた。下ろうとしたとき山頂に着いたパーティーのものだろう。綿向山の変成岩という標識で特異な岩石帯があることを知るが、よく分からなかった。名神は渋滞もなく、早く帰宅できた。
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