矢筈岳 810.8b |
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私が山登りを始めたのは、1996年の秋のことだ。95年に熊野古道を滝尻から熊野大社まで2日で40q歩いたものの、2日目、何年か前ゴルフで痛めた左膝の古傷が痛み、何とか完歩できたものの、日に数本というバスに乗り遅れないよう歩くのに苦労し、同行していた2人の上司に心配をかけ、懲りたため、T氏が盛んに誘ってくれていたが、断り続けてきたのであった T氏が心配ないと言ってくれるので、登ったのが矢筈岳だった。標高が低いのにシャクナゲの群生のある魅力ある山だが、近年の夏の干ばつで痛み、花が少ない。この年も一つしか咲いていなかった。滝までは散歩道。その後は階段がきつく、後半は急登だ。途中ギンリョウソウが咲いていた。山頂まではやせ尾根。山頂の面積は狭いが展望は少しきき、有田川の流れが見える。帰りは、美山温泉療養館で汗を流し、ビールを飲むと頭がまっ白になった。 2度目は、忘年会を兼ねた楽しい山行。美山温泉療養館は素泊まりだが、安く泊まれ、Aシェフがさしみ、かも鍋もおいしくつくってくれ楽しんだ。温泉にも4度も入った。
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