山芍薬を求めて(行者還岳への奥駆道稜線)

 


データ】     

2011年6月5日(日)曇り
5:05〜6:35散歩 8:40入之波温泉山鳩の湯発 9:02 R168から309に 9:25登山口 
9:35スタート <58分> 10:33〜38奥駆稜線 <24分> 11:02トンネル道分岐 <7分> 11:09下山路分岐 <31分> 11:40〜47クサタチバナ <10分> 11:57〜12:18Uターン(昼食) <34分> 12:52下山路分岐 <33分> 13:25ゴール 

13:35出発 14:05洞川 14:35 R168 15:22〜28万葉の里 買い 17:00寮

メンバー
    Mさん、Iさん、Sさん
   



翌朝は、早く目覚めて、I先輩と散歩に出る。行き止まりとなった後、逆側に進むと、結局、M大御所も合流し、1時間半もの散歩となった。(^^ゞ 

その分、美味しい朝食が一段と美味しく感じられ、腹いっぱい食べた。女将の話も楽しい。今日は、I先輩の計らいで、私の熱愛する山芍薬を尋ねる山行である。目指すは行者還岳への稜線。東大台が花に恵まれただけに期待が上がる。

登山口の行者還岳トンネルまでは、1時間もかからなかった。まだ、オオヤマレンゲには早いが、百名山ブームで八経ヶ岳を目指す人たちだろうか、車がぎっしり、東京からのチャーターバス(毎日旅行)まであった。

奥駆け稜線までの道は険しいが、ヒメシャラや稜線近くの石楠花、サラサドウダンツツジの花が見事で、急登も苦にならない。

















































奥駆け稜線近くは、期待通り、シロヤシオが満開で、見事としか言いようがない。三脚を立てたカメラマンもいた。合流地点からの奥駆け道も、シロヤシオの大木が実に多く、東京に旅立つ私を名残惜しく見送ってくれるかのような感さえして、実にうれしかった。

この稜線は山歩きの楽しみを堪能させてくれる道だ。
















途中、出会った方に尋ねると、山芍薬は見ごろのものもあるから楽しみにという。期待が高まる。先行するIさんが、記憶正しく発見してくれた。最初は終わりかけの二輪だったが、少し先に群落があり、最もいい状態のものもあった。山楽日誌の浅尾さんの記録で、気になっていたが、ようやく出会えた恋人のような花である。








































































それにしても、オオヤマレンゲといい、山芍薬といい、シロヤシオといい、大峰に咲く花々は実に気品がある。この白の美しさは何とも表現しがたい。大型カメラを持った方が二人、熱心に撮っていたのでいたので、構図を見てみてかったが、さすがに躊躇した。

その先は、クサタチバナの大群落だが、鹿の影響で、鹿が食べないバイケイソウが増え、ネットで囲い、回復活動をしていた。クサタチバナは見頃でかわいかった。

その先で、天気も怪しく山頂は既に上っていて、きわめる必要もないので、昼食休憩の後、Uターンすることにした。クサタチバナの保護員の女性が湯沸しに効率的なバーナーとコッヘルセットを使っていたので、道具に関心のあるIさんは詳しくヒアリングされていた。

下山路分岐で記念撮影し、急な道を慎重に下る。

それにしても、関西を離れるにふさわしいメンバーとコースにただただ山と山の仲間に感謝する二日間だった。

ありがとう大峰山脈、台高山脈。

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