由良ガ岳

 


データ】     

2006年9月9日(土) 歩行時間2時間21分
13:40丹後由良荘登山口
13:54スタート(40m) <9分> 14:03二合目(120m) <8分> 14:11三合目 <12分、途中5分休憩> 14:28四合目(270m) <7分> 14:35五合目(390m) <12分> 114:47六合目(440m) <12分、途中休憩6分> 15:05〜20七合目・一杯水(550m) <4分> 15:24八合目(565m) <4分> 15:28〜29九合目・西峰東峰分岐の鞍部 <11分> 15:40〜48西峰 <11分> 15:59九合目分岐 <7分> 16:06〜33東峰 <16分> 16:49六合目 <5分> 16:54五合目 <6分> 17:00〜04四合目 <11分> 17:15二合目 <6分> 17:21ゴール 
20:20寮

メンバー
  Mさん
   


昨年、GWの旅行の際、登山口を下調べしたときは、民営国民宿舎丹後由良荘の奥に登山者用の駐車場があったが、猪除けの電線が張られ、乗り入れ不可となっていたので、由良荘に駐車させていただく。


登山口からの上りは、最初が一合目で標高40mの表示がある。花崗岩が崩れた道は水の流れとなっているのか掘れて歩きにくい。自然林の中を黙々と歩くが、三座目でゆっくりペースである。


風が通るところでは立ち休憩を繰り返す。樹間から見える鞍部は高く見える。合目標識を励みに登るのみだ。汗がしたたりおち、目にしみる。四合目手前には右手に水場の標識があった。四合目は少し小広くなって、炭焼き釜跡とある。確かに回りは雑木林だ。


ここからは植林帯となり、五合目から六合目の間は近年の台風の影響かなぎ倒されていた。ガイドブックにある通り、植林帯は結構急登でうす暗い。ひたすら我慢の登りだ。


一杯水は標高550mの七合目にあり、左手に少し入る。この辺りから、つりふねそうの大群落があった。一杯水は、結構冷たくて顔を洗い、頭にもかける。ここでMさんが持ち上げてくれた幸水梨をいただく。この甘さで活力が出る。
















                            <西峯にて>                              <九合目から西峰>

「山頂もうすぐ」の標識に励まされ、わずか標高差15mの八合目標識を過ぎると一登りで、西峰と東峰を分ける九合目の鞍部に出た。

標識には西峰まで10分、東峰5分とあるが、マジックで上に、山と渓谷社の分県登山ガイドのコースタイム通りにそれぞれ15分、10分と訂正されている。実際は、その中間ぐらいだった。










   
<西峯よりの展望>



                                          <東峰より、右上が青葉山> 

二等三角点のある高い方の西峰までは、上りを感じさせないなだらかな雑木林の道を進む。西峰は切り開かれ、天の橋立が見えた。二等三角点に触れた後、Mさんと三度目の握手だ。Mさんの同行、休憩ごとの冷たいポカリ、ゼリーや梨の差し入れのおかげだ。人生でこんなに汗をかいたことはあろうかというほどかいた。三座ともに上着が違うのがその証か。絶好の展望地の東峰で、ゆっくり休もうということで、西峰はほどほどに東峰に向かう。

鞍部から東峰は西峰と違い、しっかり一上りする。標高は西が640m、東は585mとなっているが、二人の高度計とも西・東ともに同じである。本当に東は、西に比べて50m低いのか疑問だ。













東峰は期待以上の絶景で、特に舞鶴湾の奥の青葉山の秀嶺と由良川に目が惹かれる。展望の良い分、風も強い。ここでかつぎあげたビールで乾杯する。私は運転を控え、コップ一杯とするが、景色に酔うと言っても過言ではない。


関西百名山・近畿百名山でもトップの展望であろう。まさに至福のときだ。西峰への縦走路も波打つようで美しい。南には丹波・但馬の山が横たう。それにしても
何とも言えない幸福感である。無謀とも言える計画がMさんのおかげで見事達成できた。Mさんのあたたかいお人柄と再三の氷のポカリをはじめとする差し入れの賜物である。

名残惜しいが、日没が近いので、やむなく下る。最後まで気をぬかずに慎重に下る。Mさんが調べてくれていた由良川対岸の日帰り温泉は故障で入れなかったが、あまりある充実した一日となった。ひたすら同行いただいたMさんに感謝申し上げたい一日であった。帰りも高速道路は、綾部安国寺ICから入り、100km以内とし、通勤割引で1500円であった。

宝塚トンネルも混まず、順調に寮に帰る。



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