岩木山 1625m 

 


データ】     

2004年6月26日(土) 曇 1時間26分(上り49分+37分)
   

:52中松江 6:02和歌山市駅着 6:08サザン 7:04難波着 7:15空港バス難波発 7:40伊丹空港着  8:45 伊丹発JAL2151便(9:14テイクオフ) → 10:24(定刻10:15)青森空港着

10:50 マツダレンタカー出発 11:40〜12:10弘前城前びっくりドンキーにて昼食

12:39津軽岩木スカイライン入口(空港から49km) 12:56八合目駐車場(57.6km) 

13:05スタート(
1250m) <25分> 13:30〜32リフト分岐 <7分> 13:39〜43 鳳鳴避難小屋(1440m) <10分> 13:53小屋 <7分> 14:00〜14:23岩木山山頂(1625m) <12分> 14:35〜48鳳鳴避難小屋下にてミチノクコザクラ撮影 <12分> 15:00リフト分岐 <13分> 15:13ゴール

15:48岩木山神社 百沢温泉(300円) 弘前観光館 弘前城 

18:00弘前プリンスホテル泊


駐車場
  津軽岩木スカイライン八合目駐車場(多数)

温泉
   百沢温泉(300円 シャンプー等無)
   



貯まったマイルを使い、遠征を思い立つ。ちょうど6月末までは、JALの統合記念で2割少ないマイルで行けるのも魅力だ。青森も北海道と同様、梅雨がないことを期待し、岩木山と八甲田山を計画する。しかし6/29付けで転勤となり、躊躇することとなる。

 
だが、転勤先は電力事情から休みが変則で、IさんやMさん等山仲間とも休日が異なりいっしょに行くチャンスがめっきり減ることやキャンセル料ももったいないので、思い切って決行する。さすがに仕事だけでなく引越し準備等いろいろな苦労で疲れがあり最後まで悩んだ。

天気予報も今一つだったが、ぎりぎり曇で降水量はそれほどでもないようだ。こんな季節でも伊丹空港は大変な人だ。空港のオーサカラウンジのインターネットで最終の天気を確認し、早めに手荷物検査場に向う。この時間は出発便も多く混雑していてテイクオフは大幅に遅れる。乗客は多く満席だ。席は折角窓側をとったが何も見えない。


着陸態勢に入りようやく陸奥湾だと分かるが、同時に雨が降っていることも分かり、がっかりする。空港からマツダレンタカーの営業所までは送迎車であった。すぐに手続きは終わり、パナソニックのカーナビを設定する。パナソニックははじめてだが、どれも似ている。

ここの道は有料道路で、空港には、これを通らないと来れない。道路の気温表示はわずか13度。低いが体感はそう寒くない。弘前までの道はよかったが、信号が多く、意外に時間がかかる。リンゴ畑も目につく。昼食は目についた弘前城前のびっくりドンキーとした。何もここまで来て、びっくりドンキーでもと思うが、朝食が軽かったので、しっかりと食べておこうと思った。

 

岩木山麓周回道路に入るとすごい霧で先が見えず、津軽岩木スカイラインの入り口も通り過ぎたのでは不安になるぐらいであった。このスカイラインは1965年に開通し古いが、料金は1780円と高い。入口で山頂の様子を聞くと雨はふっていないので十分登れるとのこと。おもしろいことにここから八合目の間だけガスはない。九十九折の道沿いにハクサンチドリがたくさん咲いていて思わず車を止める。

 
八合目の駐車場もガラガラだ。売店とリフトの間を登る。リフトはガスの中でも動いている。リフトで登る人が多いのか道はそう整備されていない。登山届ポストがあったが、そのまま登る。20分ほどで団体が下りてきた。ミヤマキンバイがたくさん咲いていた。ナナカマドも瑞々しい。リフト分岐には、山頂まで25分の大きな表示があった。

 
ここからはガレた道だ。鳳鳴避難小屋には昭和39年に起こった高校生の遭難の解説や八合目で起こった雪崩遭難の記念の鐘があった。前者はドキュメンタリードラマで見たことがある。標高こそ低いが冬はやはり厳しいのだ。

 
第一おみ坂、第二おみ坂を登る。結構急だ。10分で避難小屋があり夢のカプセル埋葬の地の立て札もあった。最後の急登を喘ぎながら登る。途中長平口コースと出会う。 頂上の鐘を男性一人と女性二人が鳴らしていた。写真を撮りあう。女性はEOS KISSデジタルを持っておられた。

晴れていれば、八甲田山だけでなく、北海道も見えるというが今日は何も見えない。小雨も降ってきたので立派な小屋で休憩する。三人からすももやきゅうりをごちそうになる。男性は地元、女性は信州から大宮に出て夜行バスで来られたとのことだ。岩木神社から登ってこられたとのことだが、雪渓が大きく、初めてだと迷う危険と滑落の危険があるという。仲間の地元の二人はリタイアしたという。


八合目からバスで岩木山神社に戻るというので、軽だが下りなら大丈夫なので同乗をすすめる。ミチノクコザクラが咲いていることとを教えていただき、一足先に出る。岩木山神社奥宮にお参りし、鳳鳴避難小屋からほんの少し種蒔苗代に下るとミチノクコザクラがたくさん咲いていた(写真は信州のTさん撮影のもの)。エゾコザクラの変種とのことだが、ハクサンコザクラとの差はあまり分からない。満足して鳳鳴避難小屋に戻るとちょうど三人が下りて来られた。

八合目駐車場から岩木山神社まで三人を送る間にいろいろお話をお聞きすると、ネットで知り合った関係だという。今や山仲間も年齢に関係なくネット仲間となっている。いい方々に出会い、思い出は深くなった。

岩木神社は大変立派で、楼門、中門、拝殿、瑞垣、奥門、本殿が重要文化財だそうだ。 茅の輪の作法に従い三回くぐり穢れを落とす。百沢温泉で汗を流す。溢れ出る湯は、いかにも温泉という色と臭いだ。内湯だけだが安いこともあり、地元の人が愛するという通りひっきりなしに人が入ってくるがさほどの混雑でもない。

弘前観光館の駐車場に止め、展示のねぷたを見た後、弘前城を見学する。城内はしっとり落ち着いて実にいい。みちのくの空気を肌で感じる。

今日の宿は旅の窓口でとった弘前プリンスホテルだ。コストパフォーマンスはまずまず。先日、前橋でとんでもない安い値段で泊まり、私の評価基準が厳しくなったこともあるが。近くのイトーヨーカドーに夕食をとりに行くが、今一つなので地鳥やらを買出しし、ホテルでナイターを見ながらビールとつまみで夕食とする。その際、傘を忘れたが、無事見つかる。

 

八甲田山へ   HOMEへ