開聞岳 922m 

 


データ】     

2003年10月26日(日) 晴れ 歩行時間3時間21分(上り1時間44分+8分、下り1時間 22分+7分)

4:31えびの高原市営露天風呂発 5:15〜23空港近くコンビ二 5:51溝辺鹿児島空港IC 7:05ふれあい公園P 


7:22駐車場発 <8分> 7:30〜32二合目(山頂3.5km) <10分> 7:42 2.5合目 <5分> 7:47三合目(山頂2.9km) <13分> 8:00〜03四合目(山頂2.5km) <12分> 8:15〜17五合目(2.0km) <11分> 8:28〜30六合目(1.6km) <14分> 8:44〜45七合目(1.1km) <7分> 8:52〜53仙人洞 <4分> 8:57〜59八合目(0.8km) <15分> 9:14九合目 <13分> 9:27〜9:58山頂 <11分> 10:09九合目 <12分> 10:21八合目 <9分> 10:30七合目 <11分> 10:41六合目 <11分> 10:52五合目 <11分> 11:03四合目 <8分> 11:11三合目 <9分> 11:;20二合目 <7分> 11:27ゴール


12:05〜55国民宿舎かいもん荘 13:39知覧特攻平和記念館 15:05〜45武家屋敷 16:50鹿児島空港レンタカー 17:10菜の花ラウンジ


18:45鹿児島空港発ANA1776便 19:55関空着 20:07関空発 20:18泉佐野発 20:48加太線


駐車場
  ふれあい公園駐車場(多数)

温泉
   国民宿舎かいもん荘(450円 シャンプー等有)

 2010年1月の開聞岳見学の記録
   


早かったので、車は霜で真っ白。高千穂河原への分岐から、林田温泉への道では、たぬきや鹿が横切り危ない。コンビニで朝食のサンドイッチと昼食の稲荷寿司を仕入れ、鹿児島空港から高速に乗る。軽でも上りでなければ、結構スピードが出る。ナビに従い、鹿児島北ICで下りたが(軽の高速料金が普通車より安いことを知って(^○^))、市街地は信号が多くよくひっかかる。指宿スカイラインを通った方がよかったようだ。


錦江湾からの日の出を見る。指宿手前から県道235号で開聞岳に向かうと形の良い勇姿が現れた。登山口に向かうと、右手にある2つの駐車場は、草スキー場用とかで閉鎖されていた。ネット情報では路肩に止めたとあるが、道幅は狭いので戻り、指定のかいもん山麓ふれあい公園(似た名前の自然公園もあるので要注意)の中央管理棟前の大駐車場に止める。既に何台か止まっていた(中央管理棟は登山口に向かって右折して道なりに進むとある。2合目登山口手前駐車場3つのうち公園のトイレ横につながる未舗装の広場は、鍵がされておらず5台くらいは止められるし、下山すると何台か止めていた。また、時間が早朝でないと、2つの駐車場の鍵は開けられるようで、下山すると登山者と思われる車が何台も止めていた)。



準備をして、広場を通り過ぎ、登山道につながる道手前のトイレに立ち寄ってから、二合目の登山口に向かう。広場からは屋久島への飛行機からも確認することができた薩摩富士とも言われる秀麗な形が再確認できた(左の写真)。ガイドブックによると、700mまではコニーデ型、上部はトロイデ型の二重火山だそうだ。また、7合目までは火山砂やレキ、上部は岩となっているとのことだ。


二合目には、ベンチがあり、開聞岳関所と書かれたユニークな看板があった(右の写真)。また、登山者数をチェックすると思われる機器もあった。2.5合目までは時間がかかったが、そこからは、10数分で1合をこなす。木には樹木名があったが、「いたじい」や「ヒナアリドウシ」などという聞いたことのない木もあった。南国なので、知らない常緑樹が多いのであろうか。四合目辺りまでは、掘れ込んだ箇所の多い道が続く。


4合目からは徐々に展望が開ける箇所もあり、5合目にはベンチがあり、霞んでいるが長崎鼻が見えた。この辺りからは、整備された木の階段も多く、七合目を過ぎると仙人洞があり、昔は山伏の修行所であったとのことだが、今は千人洞とも言われ、登山者が杖を投げ入れ安全祈願をする場所という。現にたくさんの杖が投げ入れられていた。八合目辺りでは黄色のつわぶきの花がたくさん咲いていた。九合目を過ぎると第三から第一救助ポイントの表示があり、山を巻くようにして急な岩場を登りきると山頂手前の低木帯で、山頂につながっていた。直前に宮之浦と同じく山頂まで52mの標識があった。 


山頂からの展望は、霞んでいて、早朝であれば、屋久島も見えるとのことだが、それはかなわなかった。日本百名山によると山頂は火口跡で低木はユズリハやイヌツゲだという(右の写真)。三角点を確認し、記念撮影をする。寒いので、上着を着て、稲荷寿司を食べる。


出会った単独行の人は、鹿屋の海軍自衛隊の技官であった。知覧特攻平和会館に行くことを話すと、知覧は陸軍、鹿屋は海軍で、鹿屋にも亡くなられた特攻隊員900名の遺影を飾った記念館があることを教えてくださった。小学生の団体が何と1時間半で到着し始めたので、下ることとする。


小学生は皆礼儀正しく帽子まで脱いで挨拶するのには恐縮した。くわえタバコの教師がいたが彼こそ子供たちを見習うべきであった。すぐに枚聞(ひらき)神社・御嶽神社があったのでお参りする。たくさんの人がぞくぞく登ってくる。単独行の外人女性もいた。


途中いっしょになったご主人が長崎に単身赴任中だという千葉のご夫妻とよもやま話をしながら下山できたので、時間が短く感じられた。しかし話に夢中になると滑りそうになる道だ。


妻に下山報告をし、チキンラーメンの昼食を取り、もう一つの楽しみの国民宿舎かいもん荘に向かう。古い施設だが、期待通りのすばらしい温泉だった(450円)。温泉の赤茶けた色、露天風呂からの景色はすばらしく堪能する。さらに時間が時間だけに貸しきり状態である(出ようとすると続々と入ってきたが)。


温泉後ビールといかないので、温泉につきものの、地元の牛乳を飲む。ごくごく。美味い。さらに、開聞町長の印の入った登山証明書ももらえたので(^○^)。受付の女性は、「開聞岳は意外ときついでしょ。私も小さい頃登ったきりで、もう登ろうとは思わない」と言っていたのがおもしろかった。確かに日頃歩いていない人には結構きついかもしれない。


露天風呂からの景色がよかったので浜からの開聞岳を写真におさめ(左上の写真)、知覧に向かう。30kmほどの距離だ。枕崎方面に向かうと名勝の瀬平公園があり(右上の写真)、与謝野晶子・鉄幹の歌碑もあった。茶畑を進むと、1時間もかからずに知覧特攻平和記念館に着いた。お祭りと重なり大変な人手だ。事前の知識は結構豊富だったものの、やはり衝撃的であった。化粧をしたルーズソックスの高校生たちも真剣に見入っていた。リサイタルも開いたことのない音大生の特攻隊員が出撃前に弾いたという「月光の夏」のエピソードや見送りもない朝鮮半島出身の方が世話をした食堂のおかみに歌ったという「アリラン」の話等平和の尊さを再確認することとなった。


折角なので、もう一つの観光地で日本の道百選にも選ばれているという知覧の武家屋敷庭園(左の写真)を見学し満足し、鹿児島空港に向かう。指宿スカイラインの知覧ICに入ると、1時間ほどで空港に着いた。17時にレンタカーを返却し、VISAのゴールドカード保有(社員証がゴールドカードで(^o^)丿)だと無料で使える「菜の花ラウンジ」でくつろぐ。ダイエーファンである私が気になるのは日本シリーズだ。23日の甲子園の中央ボックスという夢見たいな席を先輩からもらい、トラキチに囲まれながらも新垣の投げる姿と白熱の試合に満足しつつも、サヨナラ負けの悔しさを味わい、最終電車で帰った。24日も負け、今日は負けられないとのことで、ぎりぎりまで、ロビーで観戦。井口のホームランで手をたたくと、関空行きの飛行機なので、皆がじろっと見る。ここは鹿児島じゃとばかり気にしない。関空へは予定通り到着し、ラジオを聞きながら、自宅に帰る。これで日本百名山は59座となった。


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