龍門山 756.6b |
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最も歩き慣れた山であり、トレーニングの山である。2001年の夜行軍でちょうど10回となる。田代峠から登り、中央コースに下りるのが一番好きだ。勝神コースは一般道を長く歩く必要があり、一度歩けば十分である。一本松までは30分。果物畑の中を歩く。柿、桃、いちじく、キウイ、みかんいろいろなものが作られている。夏桃畑で捨てられた桃にかぶとむしがいるのほ見つけたこともある。道は舗装道路ながら急登。振り返ると紀ノ川が美しい。途中から、地道に入る。梅の木が数本あり、春はよいが、初夏には草が高く生える。抜けると大きなコース案内の看板。そしてバブル時代に開発されたリゾート分譲地。思い思いに小屋を建てたり、畑をつくっている。一本松には小さな祠がある。 ここから水場までは、20分。水場は涸れることがない。柔らかい水だ。雨が続くと大変な量となる。99年5月のときはすごかった。ここにも祠がある。田代峠までは更に30分。途中、大きな朴の木があり、初夏には白い花が咲く。田代峠は飯盛山への分岐点でもある。頂上までは20分。田代峠からは自然林のいい林だ。左側は松茸のために季節には紐が張られる。途中急登を登り切ると磁石岩。ためしてみると確かに磁石は狂う。上に立つと紀ノ川がよく見える。頂上まで5分強。 山頂は展望がよく、県の天然記念物のキイシモツケが良い。バラ科の小さな白い花が多数つく。蛇門岩特有の花とのことだ。99年5月23日には、3部咲きだった。中央コースは山桜等植樹され、道も階段等整備され出しているが、やはり自然の方がいい。98年の台風で倒木が多かったが、再整備された。20分ほど下ると明神岩。この辺りもキイシモツケが多く、5月23日で満開だった。見晴らしがよく、好きな場所だ。一本松まで30分強。登山口まで1時間弱である。
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