桧塚、桧塚奥峰、明神岳、薊岳(奈良県)、木ノ実ヤ塚、二階岳

 


データ】     

2001年5月4日(金)曇り時々晴 歩行時間6時間30分

5:08中松江  5:34〜38コンビニ(打田町) 5:48道の駅 6:20R24分岐 6:45消防署 7:00大又分岐  7:13やはた温泉(103.6km) 7:14麦谷口(104.3km) <麦谷林道> 7:31登山口

7:39スタート 7:53二階岳 8:15〜20休憩 8:28〜33木ノ実ヤ塚 8:55薊岳 9:53前山 9:59〜10:05三ツ塚分岐
10:15明神岳 11:03〜10桧塚奥峰 11:21〜32桧塚 11:45〜12:18桧塚奥峰(昼食) 13:02明神岳 13:13〜16三ツ塚分岐 13:22前山 14:16〜45薊岳 15:04〜06木ノ実ヤ塚 15:35二階岳 15:45ゴール(麦谷林道登山口)

15:50出発 16:07麦谷口 16:40消防署 17:08下市(洞川)分岐 17:21R24 18:17道の駅 19:12中松江

駐車場
  麦谷林道沿い駐車場

メンバー
  単独

他の山行
   桧塚(マナコ谷からピストン)  明神・池小屋縦走
   


常念岳をキャンセルし、一日早く帰宅した分、消化不良となり、あこがれの山を目指す。いろりのメンバーでの人気度の高い「桧塚」である。更に「木ノ実ヤ塚」もと思い、麦谷林道からのピストンを計画する。寝不足ですっきりしないが、4時半に目覚める。行けという神のおぼし召しであろう。空いている道を快調に走る。途中の河川やふるさと村には、キャンプ客が多い。さすが、GWである。今年のGWは天気は今一つであったが、ようやく天気も回復するという。

麦谷林道の分岐も容易に分かり、登山口もテープやよくみると立て札で悩まずに発見できた。空はすっきりしないが、予報は降水確率0なので、安心して用意する。先着車は一台であったが、ほどなく、和泉ナンバーの夫婦連れが来る。道路が広くなっており、結構停められそうだ。標高は既に1150m。1242mの二階岳への上りは、大したことはない。ただ、濡れた笹原でズボンが濡れそうだ。二階岳は、展望はきかないが、ここからは自然林で実に気持ちが良い。ようやく芽吹きが始まり、バイケイソウノ群落も美しい。前方下の山々にはアカヤシオのようなピンクの花が点在している。ただし、ルート上で咲いていたのは、白いタムシバのような木だけであった。写真におさめながら、胸までの笹原の急登を上り詰めると、木ノ実ヤ塚だった。途中追い越して行かれた堺のご夫婦と、奈良県の年配の人が談笑していた。ここも、広葉樹が落葉しているので展望は良い。

ご夫婦に写真を撮ってもらい、薊岳を目指す。薊岳までが本日唯一と言って良いほど、木や石を掴みながらの登りである。しかし、以前薊岳から見て想像していた道よりずっと良い。薊岳で明神平までという堺のご夫婦に桧塚を勧める。健脚なので、あっという間に見えなくなってしまった。私は、薊岳直下のバイケイソウの美しさに写真を撮ったりのんびり散歩感覚で進む。途中、朝、高見峠を出てきたという青年に出会う。健脚である。この日は、縦走組、日帰り組、数多くの人に出会った。前山まで来ると、明神平の美しい笹原が広がる。遠くにインターネットで見ていた新しい小屋も見える。季節季節で表情が違う。これで芽吹き前、芽吹き後、紅葉時、厳寒すべての明神平を見たことになる。

三ツ塚分岐で、テント泊で明神岳へのピストン者を待っている人と談笑する。明神岳は、私製の掲示板がなければ、山頂とは気づかない。池小屋山への台高山脈主稜線との分岐を確認し、桧塚に向かう。期待通りのぶなと笹の快適な道である。幸せ気分に浸る。こんなすばらしいルートがあるのに、今まで気づかなかったとは。インターネットさまさまである。アルプスもいいけど、台高もいいなぁ。要は山はいいなぁということかと思い、桧塚奥峰への上りとなる。

展望が開け、先月登った木梶方面も見える。それにしてもすばらしい笹原だ。何枚か写真におさめ、山頂につき、東に少し行くと、展望の良い箇所があった。堺のご夫婦と山座同定をしながら、スケッチしている単独者がいた。

 景色は後ほど楽しむこととし、桧塚を目指す。すばらしい笹原が続く。左手の笹原斜面にはマナコ谷から上ってくる人が見える。奥峰直下にテントが一つ。斜面だが、気持ちいいだろうな。登りついた桧塚自身は展望はきかないが、三人が宴会モードに入っていた。マナコ谷から登って来られたご夫婦に写真を撮ってもらい、談笑後、奥峰先の展望のいい箇所で昼食とする。ビールが美味い。インターネットの写しを見て、山座同定をする。

大洞、尼ヶ岳、高見、大普賢、池小屋山とぐるっと見える。何より、眼前の桧塚が美しい。下部は新緑が美しい。眠気がしてきて、昼寝でもしたいが、風邪をひいている上、GWでの、道路の混雑を恐れ、戻る。眠気で明神までは、ピッチが上がらない。薊岳までは、疲れも見えてきたが、美しい道に浸り、疲れも加減される。薊岳には、麦谷から到着されたご夫婦にウイスキー入りのコーヒーをごちそうになる。感じのいい夫婦であった。そこに大学のワンゲル部が10名近くやってきた。たくさんの新人が入ったそうで、靴やザックが新しい。今日は明神平に幕営し、明日は高見を目指すそうだ。多数の人が定着することを祈る。登山口までの1時間は、登り返しもあり、さすがに疲れたが、満足の行く山行であり、単独行もよかった。

帰路は、やはた温泉が車で溢れ返っていたので、あきらめる。吉野は津風呂湖分岐手前から渋滞していたので、左岸に渡り、旧道を走る。抜け道の甲斐はあったが、行きより1時間多くかかった。ラジオでは、30分毎に渋滞情報を流していた。

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